東京事務所長日記　令和3.9.21（慣れ親しんだ書店が建替え）

～東京事務所長です～

 

 

先日、ショッキングなニュースがありました。

神保町にある三省堂神保町本店が建替えられるというニュースです。

2022年3月下旬に営業を終了し、2025～26年頃に竣工されるそうです。

 

 

この書店、私にとってとてもなじみ深い書店です。

ゆえあって浪々の身（だから浪人ですね）の時、近くの予備校に通っていたのですが、予備校の授業が昼前後に終わるため、自習することもなく、いつもこの書店に通うか、都内の史跡探訪に明け暮れていました（よく大学に入れたものだ）。

 

大学生になってからも、ちょくちょくこの書店を訪れましたし、就職して津に戻ってからも東京を訪れた時には、時間があればここに寄っていました。

 

そして、昨年東京事務所勤務となり、定期券の経路に最寄り駅が入っていることをいいことに、仕事帰りに寄ったり、休日に散策がてら訪れているところです。

 

 

この書店は、本の品ぞろえはもちろんのこと、お店自体が広いために書棚の間隔も広くとってあって、お客さんが多くても密になりません。

そのため、ゆっくりと本を探せますし、専門書や新刊のチェックも余裕でできます。

 

そして、ひそかに「本屋さんに平置きしてもらえるような作家になりたい」と夢見ていたとき（今でも少し…）、思い描いていた本屋さんはこの書店でした。

 

 

そんな慣れ親しんだ書店が一時期でもなくなるのは寂しいですが、書店の発表では、「新たな建物には、本の街・神田神保町にふさわしく、今後も多くのお客様に愛される新・神保町本店を検討」されているということですので、楽しみに待つこととします。