東京事務所長日記 令和3.10.25(「あこぎ」のこと)

登録日:2021年10月25日

~東京事務所長です~

 

先日、NHKの「日本人のおなまえ」で三重県特集をやると、親戚からメールが届きました。

 


三重県なので、津が出てくるかどうか不安でしたが、オープニングから見たことのある海岸が。

阿漕浦海岸です。
ワクワクして見ていると、「あこぎ」の話が出てきました。

 

「あこぎな~」と言うと、「あくどい」、「強欲」、「無慈悲」などの意味で使われていますが、その由来は、津市にあるという話でした。

 

しかし、驚くことに、私の知っている話と違う!


番組によると、津の阿漕にいた強欲な「阿漕」さんが、禁止されている漁をいくら注意されても止めなかったため、簀巻きにされて海に沈められたという話から来ているとのことです。

 

そして、その後、地元に伝わる全く違う話として、津の阿漕にいた「阿漕平治」さんが、病気の母親のために、漁を禁止されている「やがら」という魚を採り、その時海岸に置き忘れた笠から平治だとわかってしまって、簀巻きにされて海に沈められた、という話が紹介されました。

 

私は、こちらの平治の話しか知らず、なぜ親孝行息子の話が悪い意味になったかというと、理由を聞いて情状酌量もせず、簀巻きにして沈めた役人の所業から、「あこぎ」という言葉が生まれたと聞いていました。

 


まだまだ津に関して知らないことが多いです。勉強します(反省)。


ちなみに、番組でも紹介されていましたが、阿漕平治の笠をかたどった津の銘菓に「平治煎餅」があります。
最近はチョコ味やホワイトチョコ味も出ています。素朴でおいしいですよ。
津ではもちろんのこと、東京日本橋の三重県のアンテナショップ「三重テラス」でも買えますので、見かけましたらぜひご賞味ください。


でも、やっぱり番組で宮崎美子さんもおっしゃっていましたが、名前もついているし、「阿漕平治」の話が本当のような気がします(希望的観測)。

 

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