東京事務所長日記 令和3.12.8(歴史が変わった日)

登録日:2021年12月10日

~東京事務所長です~

 

 

12月8日は、1941年に太平洋戦争が始まった日であり、1980年にジョン・レノンが殺害された日です。

 

太平洋戦争が始まった日、よく日本中が沸き立っていたという本やテレビでの特集を見ますが、私が印象的に残っているのは、学校の宿題で、祖母に米英と戦争が始まったことを知ってどう思ったかを聞いた時に、予想に反して「どうなるんやろう、と思ったわ」と答えたことです。


彼女はその時を思い出すようにとても不安そうな表情を浮かべていました。
考えてみると、当時彼女は3歳と1歳の幼い子どもを持つ母親でした。
もしかしたら、そう思っていた人も多いけど、それを表に出さず(出せず)喜ぶふりをしていたのかもしれません。

 


ジョン・レノンが殺害されたのを知ったのは、ポストから取ってきた夕刊の記事だったと思います。
さすがに小学生だった私は「ふーん」と思っただけでした。
その後も、時代劇や歴史にのめり込み、洋楽はおろか日本の流行歌にも興味を持っていなかったため、ビートルズの偉大さに気付いたのは大学生の頃でした。
その後、CDを購入し、スクリーンコンサートにも行ってました。

 

たった一人のミュージシャンの死は、音楽の歴史を変えてしまったのですが、太平洋戦争勃発も名もなき一人ひとりの運命を大きく変え、歴史を変えてしまいました。

 

私は幸いなことに直接戦争を知りませんが、できる限り当時を知る人の話を聞き、勉強をして、次の世代にきちんと伝えていかないといけないと改めて思います。

 

今、街のあちこちでクリスマスソングが流れています。耳を澄ませば、ジョン・レノンの歌が聞こえます。

"War is over if you want it."(みんなが望めば戦争は終わる)

"Let's stop all the fight."(全ての争いをやめよう)   


世界中の人が、戦争体験をしたことがない、という世の中になることを切に願います。

 

   

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