東京事務所長日記 令和3.12.22(上野英三郎博士とハチ公)

登録日:2021年12月22日

~東京事務所長です~

 

渋谷駅がどれだけ姿を変えてもそこにいる「忠犬ハチ公」像。

世界中に広く知られているこの犬の飼い主・上野英三郎博士は津市久居元町出身です。

 

久居で生まれた上野博士は、東京帝国大学へ進み、東京帝国大学教授として農業土木・工学を専門に、全国の耕地整理の指導的役割を果たし、「日本農業土木学の父」と言われています。

博士は大の犬好きで、秋田犬の子犬を飼いたいと望み、やってきたのが「ハチ」。しかしその1年余り後、博士は大学での講義後に倒れ急逝します。

帰らぬ主人を渋谷駅で待ち続けたハチの話はご存じのとおり。

 

そして、昨日、博士の孫にあたる故上野一人氏が制作された「上野英三郎博士とハチ公」ブロンズ像50体が、ご親族から久居地域の小中学校や市の施設等に寄贈されました。

 

ご親族によると、ブロンズ像は上野一人氏が亡くなった後に見つかったそうで、これだけの数を制作しているということは多くの方に博士とハチのことを知ってもらいたいという思いだったのでは、ということで、今回寄贈していただきました。

博士が両手をハチの顔を優しく包むようになで、ハチがうれしそうにしている像です。渋谷駅で待っていたハチをほめているところでしょうか。とてもあたたかい気持ちになれる像です。

 

ブロンズ像は、ハチ公ゆかりの東京都渋谷区や秋田県大館市にも寄贈されるということです。

 

 

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