東京事務所長日記 令和3.12.27(先駆者)

登録日:2021年12月27日

~東京事務所長です~

 

事務所でとっている新聞に「私の履歴書」というコーナーがあります。

50年以上続いているコラムで、各界を代表する方々が自ら半生を語られています。

現在、連載されているのは日本ユニセフ協会会長の赤松良子さんです。

 

連載が始まったときは「ふーん、聞いたことがある方だな」と思ったのですが、幼少期から津田塾、東京大学へと進む話が面白く、読み進めていって気づきました。

「男女雇用機会均等法」を作った人だ。

 

少し前、午前1時を過ぎてお風呂上りに髪を乾かしながらテレビをつけると、アーカイブで昔の番組を流していました。(たぶん「プロジェクトX」)

それがちょうど男女雇用機会均等法の成立までの赤松さんたちを追ったものでした。

女性差別撤廃、男女平等の想いを胸に、経済界、労働界、女性活動団体から、ともすれば非難されながらも官僚として「男女雇用機会均等法」を作り上げるまでの軌跡が描かれていました。

 

この法律の施行は、私が高校から大学に入るころだったと記憶しています。

女性総合職ができ、女子学生の間でも総合職、事務職のどちらがいいかという話題が出ていました。

 

その後、時代が進み、私も東京事務所長として仕事をさせていただけているのは、赤松さんはじめ、多くの先駆者の努力のおかげだとつくづく思います。

彼女たちの努力に敬意を表しながら、今を生きる私たちも、後世の人たちにできることを、ほんの少しでも残せるよう努力していこうと思います。

 

日比谷公園から見た労働省(現・厚生労働省)

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