東京事務所長日記　令和4.1.26（「くうちゃん いってらっしゃい」）

～東京事務所長です～

「くうちゃん いってらっしゃい」という絵本をご存知ですか？

右後ろ足が義足の犬の「くうちゃん」が主人公で、朝起きてから学校に行くまでの日常がほんわかした絵と文でつづられています。

この絵本を書いたのは津市出身のパラアスリート・前川楓さんです。

前川さんは、パラ陸上選手として、2016年のリオデジャネイロパラリンピックで陸上女子100m7位入賞、女子走り幅跳び4位入賞、また、2021年の東京パラリンピックで女子走り幅跳び5位入賞を果たした津市が誇るアスリートの一人です。

東京事務所に毎月届く政策情報誌でこの絵本のことを知りました。

その情報誌によると多くの子どもたちに障がいの有無は関係なく、みんな違ってみんな素晴らしいと感じてほしいと思って書かれたそうです。

例えば、絵本の中で、弟のぽうちゃんが靴下をはくのといっしょにくうちゃんは義足をはきます。

身に着けるものはそれぞれ違っても、それぞれがいつもの朝の作業なんだということが絵と文でわかります。

きっと、この本を読んだ子どもたちも、心の奥深くに彼女のメッセージが残ると思います。

ぜひ、一度手に取って読んでいただきたい絵本です。