東京事務所長日記 令和4.3.24(色あせない音楽の力)

登録日:2022年3月24日

~東京事務所長です~

 

 先日、観劇に行ってきました。

小学生の時から舞台を観るのも好きで、名古屋や大阪までよく観に行っていました。

 

今回観たのは、松下洸平さん主演の音楽劇「夜来香(イエライシャン)ラプソディー」です。

主人公の服部良一さんが終戦直前の上海で、中国人音楽家の黎錦光や歌手の李香蘭らと国籍や国境を越えて友情を育み、コンサートを開催するという物語です。

 

テレビなどで松下さんの巧みな演技は知っていましたので、元々活躍されていた舞台でも観たいということももちろんありましたが、服部良一さんのナンバーが聞けるということ、また私が大好きな黎錦光作曲、李香蘭が歌う「夜来香」が聞けるのを楽しみにしていました。

 

物語の中でも数多く服部良一ナンバーが出てくるうえに、休憩時間にもそれらが流れて退屈することがありませんでした。

服部良一さんの音楽は、戦前からジャズやブルースを取り入れた曲に日本のメロディーをミックスしたもので、当時、とても斬新で民衆に愛されていたと聞いています。

「別れのブルース」、「蘇州夜曲」、「一杯のコーヒーから」、「青い山脈」など、令和の今でも、誰もが一度は聞いたことがある曲だと思います。

「東京ブギウギ」は最近もビールのCMで使われていましたし、「銀座カンカン娘」は地下鉄銀座駅の発車ベルになっています。

服部良一さんの音楽は、3回回って新しく、おしゃれに感じます。(たぶんそれくらい回っているハズです)

 

芝居の中で、憲兵に向けて「音楽で戦争には勝てない、人を助けることもできない。相手を完膚なきまでに叩きのめして、戦争に勝つ。君は間違っていないし、正しいことだろう。でも、そこに幸せはあるのか」というようなセリフがありました。

いい音楽は、いつまでたっても色あせず、人々の希望となり、幸せを感じさせてくれるものなのだと思います。それこそが、人間の営みに寄り添って続いていく音楽の力なのでしょうね。

 

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