東京事務所長日記 令和4.6.9(世界で最も撮影が難しい都市)

登録日:2022年6月9日

~東京事務所長です~

 

連日ロケの話になり恐縮です。

映画やドラマのロケはスタッフや役者さんたちの移動の関係もあり東京やその近郊で撮影されることが多いのですが、よく見ると、東京都心でのロケは、ビルの中だったり、ちょっとした路地だったりしませんか。

実は、手続きなどが多いうえに、なかなか撮影許可が下りず、東京は「世界で最も撮影が難しい都市」と言われているそうです。

 

しかし、現在、WOWOWで放送されている「TOKYO VICE(トーキョーバイス)」という海外ドラマは、1990年代の日本が舞台で、オール日本ロケのうえに、渋谷、新宿などの繁華街でもロケを敢行しています。

なぜ、不可能と言われている、通行止めができない渋谷の百軒店などで撮影ができたのかをチーフプロデューサーさんが語っている記事を読みましたが、彼女やロケーション担当者たちの努力のたまものであることはもちろんなのですが、その活動の中で監督とともに、小池都知事や、都知事から紹介してもらった渋谷区長を訪問して説明し、地元行政の理解と協力を仰いだそうです。

ドラマの記者会見で、エグゼクティブプロデューサーも務めている俳優の渡辺謙さんが、「映画やドラマの撮影というものが大事な文化だということを行政にも理解していただき、ハードルを下げていただく、そして僕たちもルールをきちんと守る、ということを地道にしていかないといけない」と語っていらっしゃいました。

 

 

最近、ロケを誘致して観光振興や地方創生に生かすというロケツーリズムの取り組みが地方を中心に活発になってきています。

津市にロケにお越しいただく時には、津市もできる限りスムーズに撮影ができるよう協力するとともに、ロケ地となる場所にお住まいだったり利用されている市民の方にもご理解・ご協力いただけるようにしっかり説明できるようにしていかないといけないなと改めて感じました。

 

津市には地方都市という側面も、海、山両方ある自然豊かな土地という側面もあります。

また、近世の面影をそのまま残す一身田寺内町もあります。

ロケ地をお探しの方がいらっしゃいましたら、津市もぜひ候補に入れてください。

 

 「1990’s『TOKYO VICE』の時代展」(東京ロケーションボックス主催)

 

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