東京事務所長日記　令和4.6.22（百貨店取り壊しに思うこと）

～東京事務所長です～

先日、井村屋さんが運営されるアンナミラーズが、品川駅西口基盤整備事業に伴う移転要請で閉店するという話を書きましたが、新宿駅西口地区開発計画で小田急百貨店新宿店本館も解体されることになっています。

小田急百貨店新宿店本館は、モダニズム建築の巨匠・ル・コルビュジエに師事し、日本のモダニズム建築を数多く残された坂倉準三氏の建築です。

私も浪人時代には、予備校へ通う乗換駅が新宿だったのでとてもお世話になった建物ですし、新宿に行けばいつでもそこにあるものだったので、あと数か月で無くなってしまうというのは今でも信じられません。

東京では今、あちこちで再開発が進んでいます。

地方とは比べようもない規模ですが、ちょっと気になるのが、イメージ図がどこも同じように見えてしまうことです。

年を取るとアイドルが同じに見えるという私側の問題だとは思いますが……。

東京はその場所、その場所にそれぞれの個性がある街です。再開発されても、その個性が生きているといいなと思います。

ちなみに、小田急百貨店には「小田急百貨店新宿店は閉店しません。隣の新宿西口ハルクでリニューアルして営業いたします」という張り紙がされています。ちょっと安心です。