東京事務所長日記 令和4.7.8(都市伝説の伝わり方)

登録日:2022年7月8日

~東京事務所長です~

 

夏です。夏といえば怪談です。

先日、半年ほど前に録りためていたDVDの妖怪特集を見ました。その中に「妖怪・くねくね」というものが出てきました。

番組によると、「くねくね」は田んぼなどで白くて細長いものがくねくねと動いているもので、その正体を見てしまうと精神に異常をきたしてしまうと言われている妖怪だそうです。

 

私、これ何度も見たことがあります。夏の暑い日に歩いていると田んぼの真ん中にいることがあります。

暑さで空気がゆがんで見える陽炎の一種だと思っていたのですが、妖怪だったのか、と気になって調べてみると、なんとネット由来の怪談で、最初は「創作です」と書かれていたものが抜け落ちて流布されたようです。

 

 

これで思い出したのですが、10数年前に公民館勤務だった時、学芸員の同僚と「都市伝説がどうやって伝わるか」を実験したことがありました。(SNSなどがまだあまり出ていない頃です)

ちょうど、公民館移動講座用のバスを廃車したところで、スクラップになった記録写真が送られてきていたので、「夜中に国道23号を走っていたら、スクラップになったはずの『つつじ号』(バスの愛称)が爆走する姿を見たという人が何人もいるらしい」という話を市役所本庁舎にいるお話し好きの臨時職員さんに伝えてみました。

 

結果は、1月たっても、2月たってもそのウワサは流れてこず、「実験失敗だね」と同僚と笑ったことを思い出しました。

 

夏になるとあちこちで「本当にあった怖い話」が出てきますが、きちんと調べて怖がりたいものですね。え?それだと面白くない?!

 

夏になると陽炎は見えます

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