東京事務所長日記　令和4.8.17（土方歳三の写真）

～東京事務所長です～

土方歳三をご存知ですか?

幕末、京都で活躍した新選組の副長で、江戸幕府崩壊後も旧幕府軍の一員として箱館まで転戦し、五稜郭の戦いで戦死しました。

彼の組織マネジメントは現代にも通用するものと評価されていて、また、残っている写真があまりにイケメンで、その生き方も男前なため、幕末の有名人の中でも坂本龍馬と並び圧倒的な人気を誇っています。（ちなみに2人は同い年）

先日、津市で見つかった土方歳三のブロマイドが本物の土方の写真と判明したと地元の新聞記事に掲載されていました。

昨年、津市芸濃町の旧家で明治時代の写真が大量に見つかり、その中に当時貴重だった有名人のブロマイドが多く含まれていて、木戸孝允、福沢諭吉、渋沢栄一などに交じって、土方歳三のブロマイドもありました。

それらを展示した展覧会が昨年芸濃町の「錫杖湖水荘」で、「『渋沢栄一と激動の勇士』写真展」として開催されていたことは、令和3年10月12日のこちらの日記でも紹介させていただきました。

しかし、この土方歳三と思われる写真には「土方久元君」と別人（土佐の政治家）の名前が記載されていたそうです。

調査を依頼された郷土史家（実は私の中学時代の恩師です）が、東京・日野市にある「佐藤彦五郎新選組資料館」に問い合わせたところ、写真は土方歳三に間違いなく、当時出回っていたブロマイドと判明したそうです。

新聞記事によると、小説家・子母澤寛の「新選組遺聞」に歳三の肖像画を久元と誤認した写真の存在が指摘されていたそうですが、実物が確認できていなかった貴重な1枚とのこと。

小学6年生からの新選組ファンとしては一度見てみたいですが、なかなか見れる機会はないようです。（先月3日間のみ佐藤彦五郎新選組資料館で展示されたとのことです）

万が一、機会があれば逃さず見に行こうと思います。

（左）JR日野駅の看板　　（右）高幡不動尊五重塔と土方歳三の銅像