東京事務所長日記　令和5.2.1（文化庁が京都へ）

～東京事務所長です～

withコロナの中、転出超過が続いていた東京が転入超過に戻ったという記事が出ていました。

そのような一極集中を緩和する一つとして、政府関係機関の地方移転が平成の終わりごろから出てきました。

その一つが文化庁の京都移転です。

いろいろと意見はあるようですが、千年の都・京都は日本文化が花開いた場所です。国内外に向けて「日本文化」を発信するのにふさわしいところではないでしょうか。

移転はもう少し先だと思っていたら、この3月27日だそうですね。もう間もなくです。

歴史といえば、東京一極集中も歴史がありますね。江戸時代、江戸の人口密度が世界一だったことは有名です。

江戸に幕府が置かれ、参勤交代で地方の大名を集めて奥方たちを江戸に常駐させ、大名屋敷が建てられると、そのまわりで商売が繁盛する、人が集まる、人だけでなく知識も集まる。そして明治に都が置かれる。

なかなか東京一極集中は解消しないかもしれません。

でも、もしかしたら文化庁移転が水面に落とされた一滴となって、やがて新しい時代がやってくるかもしれません。

そのチャンスを逃すことなく、地方都市も努力をして一極集中の解消に一役買えるようにしないといけませんね。