東京事務所長日記 令和5.3.29(平和への思い)

登録日:2023年3月29日

~東京事務所長です~

 

東京赴任時にちょうどコロナが始まったので、遠出はできず映画を見ることが多くなりました。

東京に多くある某シネコンの会員になると6回見ると1回無料になるというものがあったので、昨年遅まきながら入りました。

先日、映画『わたしの幸せな結婚』を見てちょうど6ポイントたまったので、何か見ようかなと検索していると、見たかったのに見逃していた『ラーゲリより愛を込めて』を上映している館を発見し、行ってきました。

 

戦後、捕虜としてシベリアへ抑留された人たちが過酷な生活の中でも主人公の前向きな思いに希望を見出すが、その主人公は病に侵され…というお話。主演は二宮和也さんです。

シベリア抑留のお話は、山崎豊子さんの「不毛地帯」などでも描かれていて、どちらかというと抑留生活の厳しさなどの印象が強かったです。

このお話は、それも描かれてはいますが、それよりシベリアで捕虜となって重労働を課せられていた人たちの日本の家族への思い、そして日本に残されている家族の思いなどが伝わるものでした。

シベリア抑留が終わったのは戦争が終わってから11年後の昭和31年。

「もはや戦後ではない」

そう政府が経済白書に記載したという新聞記事と北川景子さん演じる奥さんの表情がとても印象的でした。

 

歴史の教科書では昭和20年に戦争が終わり、奇跡的に復興した日本の姿を教えています。それは確かに事実です。

でも、この映画を見て、昭和20年8月15日に戦争が終わったわけではなく、戦争というものは終わってなお、多くの人の心に傷をつけ、それが永久に癒えることがないということを再認識しました。

 

ロシアとウクライナをはじめ、世界では多くの戦争や紛争が続いています。日本の周りでもきな臭いことが起こっています。

戦争の傷は死ぬまで癒えない、戦争は何も生み出さないということを人類がしっかりと認識し、美しい地球の家族として平和に過ごさないといけないと改めて思いました。

 

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