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平成10年に久居市と久居駅前地区市街地再開発組合が出したリーフレットが私の手元にあります。ポルタひさいの命名の由来を、 「イタリア語で『玄関』と永久に住居を構えるの意味を持つ『久居』を組み合わせた造語」と紹介し、市街地再開発事業は「青年都市久居市にふさわしい顔」を目指すものであるとしています。
バブル経済の崩壊とその後の景気低迷は、夢あふれるこのプロジェクトにも暗い影を落としてしまいました。147億円余りの事業費のうち、保留床の処分で回収できたのは36億円余りに過ぎず、約44億円の負債を抱えた市街地再開発組合は13年2月、経営破綻し、債務免除等を求めて裁判所に調停を申し立てる事態となりました。
銀行団が34億円余りの債務免除を行う一方、第三セクターの久居都市開発株式会社が12億6,000万円で保留床を取得し、その資金の借り入れを久居市が損失補償するという16年6月の決着は、この事業の経緯に鑑みればやむを得ないものであったと言えるかもしれません。しかし同社は、10年後の26年から年間債務返済額が2,200万円から3,500万円に跳ね上がるという時限爆弾を抱えていながら、いまだそれに対応できる十分な財務体質を備えるには至っておりません。昨年末の大型テナントの撤退は、経営危機の到来時期を若干早めたに過ぎないのです。
とはいえ、市長として、社長として、当時を推計して論評するだけで看過することが許される問題ではありません。関係者の知恵と技能、アイデアを結集した上で、私自身も行政と民間で培った経験とノウハウを総動員し、全力でこの困難な課題に真剣に向き合ってまいります。
「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります。
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津eネットショップ「ついーと」は、津市の魅力ある産品の担い手と消費者を結ぶインターネット上の専門店です。ここに集まる品物は、市内の素材や技術を使った、地域の生産者の自信作ばかりで、津市物産振興会など地域活性化や農商工連携に携わる団体で組織された「津eネットショップ実行委員会」で運営されています。この日、私も実際にサイトから「こだわりの逸品」を一品購入しました。
今後も、津市にしかない魅力、津ならではのものをいろいろな媒体を使って発信してまいります。
春のすがすがしい風が吹く中、市内外から971人がエントリーし、私も10キロメートルのマラソンにチャレンジしました。一緒に走った皆さんや沿道から声援をくださった皆さんと交流しながら、また、満開の桜と湖の美しい景観を楽しみながら、59分22秒のタイムで完走することができました。
とても充実したひと時を過ごすことができ、実行委員会の皆さんやボランティアスタッフの皆さんのおもてなしの心に感謝いたします。
総務省へ今春入省した職員に講話をする機会をいただき、民間企業での経験にも触れながら、市政に関わる取り組みなどを紹介しました。
「声なき市民の声を聞く努力」、「長として市民への想いを伝える情報発信の手法」、「官民におけるマネジメントの違い」、「市民から見た地方公務員」など、さまざまな質問も受けながら地方自治の現状をお話しするうちに、気付けば持ち時間を超えていました。私の講話が、今後の実務に少しでもお役に立てればと期待しています。
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