登録日:2016年2月25日
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現在、市内には津、久居および香良洲地域に3つの市営斎場と美杉地域に6つの市営火葬場があります。これら3つの斎場はいずれも建設から相当の期間が経過しているため、平成27年1月の供用開始を目指して新たな斎場の建設整備を進めています。新たな斎場の整備に当たっては、総事業コストの縮減と公共サービスの一層の向上を図るため、合併特例債を活用するとともにPFI手法を採用することとしています。今回は、新たな斎場の整備として採用する「PFI手法」について、津市PRキャラクターのシロモチくんとゴーちゃんが分かりやすく解説します。
ねえねえ、シロモチくん。津市では新しい斎場を造るって聞いたんけど、どうして新しい斎場がいるの?
それはね。市内には、津、久居、香良洲に3つ斎場があるんだけど、3つの斎場ともできてからかなりの年数が経ってて、建物も狭いし、ずいぶん古くなってきてるんだ。それに今は3つの斎場で年間3千件くらい利用されてるんだけど20年くらい先にはだいたい4千件くらいに増えそうで、今ある斎場では対応できなくなるんだよ。
そうなんだ。新しい斎場は、いつ頃どこにできる予定なの?
新しい斎場は、平成27年1月から利用できるように、現在の津斎場の隣にある市の土地に計画を進めているんだ。それと新しい斎場ができたら今の3つの斎場は無くしてしまう予定なんだよ。
ふーん。それで、どんな斎場ができるの?
新しい斎場には、火葬炉12基と動物炉1基がある火葬棟と通夜や告別式、家族葬ができる葬儀棟のほかに、待ち時間を過ごすための待合棟を造る予定で、全ての建物を合わせると約5,000平方メートルの広さになるんだ。このほかにも建物の周辺に緑地公園や遊歩道なども造って、環境や景観に優しい施設になる予定なんだよ。
そうなんだ。新しい斎場を造るためには幾らくらいいるの?
68億円くらいの予定なんだよ。でもこのお金は、建物を造るためだけじゃなくて、造ってから約15年間分の建物の管理や運営のためのお金を含んだ全部の金額なんだ。それと市が負担するお金が少しでも少なくなるように、国から援助してもらえる合併特例債を活用するほか、PFI(ピー・エフ・アイ)っていう手法を使うんだ。
PFI?それって、なあに?
PFIっていうのは、Private Finance Initiative(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)の略語で、県や市などが新たに施設を造ったり、運営するときに、民間のノウハウや能力を生かした手法のことをいうんだよ。今回の新しい斎場を例に説明すると、これまでは、設計は設計会社に、建設は建設会社と火葬炉会社に、維持管理は維持管理会社に、運営は運営会社にそれぞれの仕事をしてもらうために、仕事の内容をあらかじめ細かく決めてたんだけど、PFI手法では、最初から細かく内容を決めずに、大まかな内容だけを決めて、複数の民間会社にグループを作ってもらい提案してもらうんだ。そして一番良い提案をしてきたグループを選ぶんだ。選ばれたグループは、新しい斎場を設計、建設、維持管理、運営するための特別目的会社をつくり、津市と契約を結ぶんだ。これがPFI手法って呼ばれているんだよ。
なるほど。それで、PFI手法ってどんなメリットがあるの?
一番大切なことは、利用する人により良いサービスを提供することだよね。設計、建設、維持管理、運営をする人が一緒になって話し合いながら新しい斎場を造ることで、斎場を利用する人に最良のサービスを提供することができ、維持管理や運営のことを考えた斎場を造ることができるんだよ。
ふーん。そうなんだ。でも新しい斎場ができたあと、特別目的会社が維持管理や運営をするっていうことなんだけど、サービスが低下するなんてことはないの?
うん。大丈夫だよ。ちゃんとサービスをしてるかどうかを市がきちんとチェックして、もし悪いところが見つかったら、すぐに直すように注意をすることになってるんだよ。
そうなんだ。みんなが利用しやすい、良い斎場ができるんだね。
開設年月 | 火葬炉数 | 延床面積 | |
---|---|---|---|
津斎場 | 昭和47年8月 | 5基 (動物炉1基) |
956平方メートル |
久居斎場 | 昭和51年12月 | 3基 | 338平方メートル |
香良洲斎場 | 昭和58年10月 | 1基 | 114平方メートル |
計 | - | 9基 (動物炉1基) |
1,408平方メートル |
新斎場 | 平成27年1月 (予定) |
12基 (動物炉1基) |
約5,000平方メートル |
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