「広報津」平成24年8月1日/第159号(音声読み上げ) 第三回 市長対談 -倉田栄一氏-

登録日:2016年2月25日

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第三回 市長対談

-倉田栄一氏-

6月9日、津市モーターボート競走場に元ボートレーサーの倉田栄一さんをお招きし、今年で60周年を迎えるボートレース津の歴史や当時の様子などについて、前葉泰幸[まえばやすゆき]市長がお話を伺いました。

倉田栄一氏プロフィール
昭和7年津市生まれ。昭和27年4月に全国初のレースが開催された年にデビューし、昭和30年代にボートレース界の第一人者として、発展に大きく貢献。平成元年9月4日に津市モーターボート競走場で史上初の3,000勝を達成。平成4年に引退。通算勝利3,088回(SG優勝4回、G1優勝31回)。

ボートレース津の誕生

市長 ボートレース津(当時は津競艇)は、昭和27年3月に全国初の認可を受け、同年7月4日に岩田川河口で最初のレースが開催されてから、今年、60周年を迎えます。この第1回目のレースには、岩田川河口の阿漕浦と贄崎に1万5千人もの人が集まったと、当時の様子が伝えられています。このころの思い出を教えていただけますか。

倉田 たくさんの人が岩田川に集まっていましたね。私もボートに乗って宣伝におこなったことを覚えています。

市長 大変なにぎわいだったようですね。倉田さんは昭和27年12月に選手登録され、その後、昭和30年代には、最高グレードのSG競走で4回も優勝するなど、大変活躍されたそうですね。

倉田 昭和30年代は一番脂が乗った時期でした。地元のボートレース津で開催された記念レースで優勝したときは感慨深いものがありました。ボートレース津は私にとって大変思い出深い場所なんです。

市長 岩田川の河口から始まったボートレース津は、昭和44年に現在の藤方に場所を移しました。同年6月29日に行われたオープンレースでは、しょにちの入場者数1万5,770人、売上9,402万円という新記録を達成しましたが、藤方に移転した新たな競走場はいかがでしたか。

倉田 岩田川の河口にあったころは、船の出入りや波の影響でレースを途中で休止したりしたことがたびたびあったんですが、新しい競走場ではそういう心配もなく、私を含め選手たちは伸び伸びとレースができました。

売り上げの一部が公共事業に

市長 その後、全国的にもボートレースの人気は高まり、ボートレース津も昭和50年には年間137万人が入場しました。実は、私は平成元年に自治省(現総務省)で地方財政に関わっていたころ、収益事業係長としてボートレースの担当をしたことがあります。そのころはボートレースのファンもまだまだ多く、1人当たりの勝船投票券の平均購入額が5万円を超えるなど、とても良い時代でした。また、当時は売り上げの一部が公共事業に活用され、津市でも昭和29年から平成15年までの間、学校や保育園の施設整備をはじめ、下水道や街路といった公共事業に749億円が充てられました。

倉田 売り上げからいただいたお金ですから、ファンの皆さんにお礼を申し上げたいですね。

市長 そうですね。平成元年といえば、倉田さんはこの年の9月4日に地元のボートレース津で史上初の3,000勝を達成されましたね。

倉田 地元でこういう記録が残せたことは本当に嬉しいことですね。ファンの皆さんの温かい声援と、関係者の方々の指導の賜物だと心から感謝しています。

市長 地元のファンの皆さんにとっても喜ばしいことだったと思います。ボートレーサーとしての実力はもちろん、「競艇の神様」と呼ばれるゆえんです。これからのボート界を担う若い選手の皆さんに、エールを送っていただけますか。

倉田 自分の実力を発揮するた めに努力を怠らないことが必 要です。整備力を高め、自分 の体を鍛えることに専念してより充実した選手生活を送ってもらいたいですね。

市長 ありがとうございます。ボートレース津では、ファンの皆さんにますますボートレースを楽しんでいただくため、平成14年にスタンド棟とツッキードームを新たに整備し、さらには平成23年9月に外向け発売所「津インクル」をオープンしました。また平成24年2月には対岸大型映像装置や場内映像設備をリニューアルするなどして、大変好評をいただいています。
 これからも多くのファンの皆さんにご来場いただき、レースを楽しんでいただけるよう、選手の皆さんとともに愛されるボートレース津を目指し、頑張ってまいります。今日は60周年を迎えるボートレース津に「競艇の神様」倉田栄一さんをお迎えし、お話を伺いました。どうもありがとうございました。

倉田 ありがとうございました。

◆お知らせ◆

 ケーブルテレビ津市行政情報番組では、本紙で掲載した対談を8月1日水曜日から7日火曜日に放送します。ぜひご覧ください。

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その他の情報

学校のトイレを快適な環境に トイレの洋式化による学校環境の向上へ

 家庭のトイレの洋式化が進む中、市内の小学校・中学校では、洋式便器の設置割合が2割に満たない学校が多数あります。そうした学校では、和式便器が苦手な子どもたちが、トイレに行くのを我慢するという深刻な問題が起きています。
 子どもたちの健康面に配慮し、「学習の場」「生活の場」としてふさわしい快適な学校環境を提供していくため、平成25年度から計画的にトイレの改修を行います。

改修内容

  • 洋式便器への改修
  • 衛生面を考慮した床のドライ化
  • 段差の解消や手すりの設置
  • その他施設の状況に応じた改修など

改修スケジュール

 洋式便器の設置が少ない小学校・中学校を優先的に平成24年度から設計を行い、平成25年度から改修工事を始めます。

洋式便器の改修工事年度件数
  合計 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
小学校 18 3 6 9
中学校 7 2 1 1 2 1

問い合わせ 教委教育総務課 電話番号229-3242 ファクス229-3332

安全で迅速な避難のために 沿岸地域の標高マップを配布しました

 市内の沿岸地域の標高マップを広報津7月16日号と一緒に各家庭に配布しました。安濃川より北側の地域には「津市沿岸地域標高マップ(北部)」を、南側の地域には「津市沿岸地域標高マップ(南部)」を配布しています。
 自宅や学校、勤務先など、地域の標高を確認しておき、いざというときの避難場所や避難経路などについて考えておきましょう。

問い合わせ 防災室 電話番号229-3104 ファクス223-6247

吉田さおり ロンドン五輪 めざせ3連覇!!

オリンピック開幕!
女子レスリング55キログラム級試合まで あと8日

市民応援観戦会を開催

とき 8月9日木曜日21時から
(予選21時から、決勝10日深夜1時45分ごろから)
ところ いちし農村環境改善センター 多目的ホール
 吉田選手が出場する女子レスリング55キログラム級の試合を、大型スクリーンで見ながら、みんなで応援する観戦会を開催。みんなの熱い声援で、吉田選手を勝利へ導こう。

壮行会で活躍を誓う

 6月18日、津市センターパレスホールで、ロンドンオリンピックに出場する吉田選手の壮行会を行いました。母校やレスリング教室の後輩たちをはじめ、地元の皆さんが吉田選手へエールを送ると、吉田選手からは、金メダル獲得を誓う力強い言葉をもらいました。

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問い合わせ スポーツ振興課 電話番号229-3373 ファクス229-3247

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