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7月1日、シンガポールで「世界都市サミット市長フォーラム」が開催されました。都市が抱える問題について、世界32カ国105都市の首長たちが円卓方式で意見交換を行う国際会議です。私も討議の場において津市の企業誘致や防災対策を例に挙げながら、市長が住民のニーズを的確に受け止め、長期的な視野に立ってリーダーシップを発揮することの必要性について発言しました。
都市の発展のための政策は、それぞれの都市が置かれている社会的情勢や制度によって大きく異なってきます。住民の希望もさまざまです。休憩時間に話したフィリピンのティアンコ・ナボタス市長は、マニラ近郊の若い市長ですが、「海岸埋め立てを民間の経費負担で実施し、出来上がった土地は民間7:行政3の割合で所有するプロジェクトを進めている。」と目を輝かせて語っていました。
石原慎太郎・東京都知事は、「リニア新幹線で東京と大阪が55分で結ばれれば、この両都市を含む太平洋ベルト地帯全体が、世界に例のない大都市になる。」と会議で述べ、聴衆をうならせました。
夕食の席で、アルゼンチンのマクリ・ブエノスアイレス市長と話す機会もありました。大統領候補にも名前が挙がる大物政治家です。「人口300万もの大都市において、いったいどのように市民との対話を可能にしているのか。」と尋ねたところ、「平日は仕事が終わると、こちらの方から『最近どうですか?』と市民のもとを訪ね、積極的に対話の機会を持つようにしている。(傍らの総務部長の方を見て)この人たちからの報告とはちょっと違うことを聞いて来るんだ。」と、にやり。
このサミットで世界各国の首長たちのさまざまな知見や広い視野に触れ、津市の都市政策を世界標準から客観的に見つめ直すことができたことは、大きな収穫でした。今後もこのような国際会議などに参加する機会を通じて、津市の魅力を国内のみならず、世界に向けて発信してまいります。
「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります。
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津松阪港地震・津波対策検討会議に出席し、「国土交通省では事業所の皆さんとともに海岸堤防の整備を進め、また、業務継続計画(BCP)や海上輸送路の確保に取り組んでいただいていることに感謝します。基礎自治体の長として、住民の命を守ることは最大の命題であるので、国、県においては、縦割でない、視野の広い総合的な防災対策の推進をお願いします。」と発言しました。
国の担当課長や地元国会議員も出席され、津松阪港に対して、しっかりと力をいれていただいていることが感じられる有意義な会議でした。
ロンドンオリンピック女子レスリング55キログラム級日本代表の吉田選手と対談し、金メダル獲得への意気込みなどをお聞きしました。吉田選手からは、「日本選手団旗手の大役は胸を張って堂々と歩きたい。必ず金メダルを取って3連覇したい。」という力強い言葉をいただきました。私からは、「津市の誇りである吉田選手の活躍を、市を挙げて応援したい。」とお伝えしました。
試合当日の8月9日には、市民応援観戦会をいちし農村環境改善センターで行います。吉田選手への声援をロンドンへ届けたいと思いますので、皆さんお出かけください。
世界都市サミット市長フォーラムには、32カ国が集い、日本からは、石原慎太郎・東京都知事、鈴木伸哉・横浜市副市長と私が参加しました。地域経済の活力を維持し、市民と共に快適な地域社会を創っていくために、インフラの整備、長期的な都市計画、官民の的確な役割分担が大切であることなどの討論がありました。
市民の思いを実現しながら、まちづくりを着実に進め地域経済の活性化に取り組む市長の責務は、世界共通です。世界各国の首長との会話を通じて基礎的自治体である市の使命を改めて確認しました。
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