「広報津」平成25年2月1日/第171号(音声読み上げ) 市長コラム

登録日:2016年2月25日

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市長コラム

老いる社会資本

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 昨年末に発生した中央自動車道・笹子トンネルの天井板落下事故は、社会資本の老朽化の危険性をあらためて思い知らされる出来事でした。急遽[きゅうきょ]、津市でもトンネルの緊急点検を実施したところ、直ちに補修を必要とする箇所はなく一安心しましたが、同時に、老朽化した道路、橋梁[きょうりょう]、下水道などのインフラを修繕して長寿命化を図ることは急務であるとの認識を新たにしました。
 津市では市が管理する道路橋梁の整備に毎年約20億円を投じております。内訳は新設に約11億円、維持管理に約9億円となっておりますが、単なる補修ではなく、建設後時間を経た部分についての予防的かつ計画的な修繕のためには、維持管理費にもっとお金をかける必要があります。ただし、津市は現在、新最終処分場・リサイクルセンター、新斎場及び産業・スポーツセンターの建設に伴うアクセス道路の整備を進めており、平成22年度から27年度までの6年間に合計46億円を別枠で投じる予定であることから、道路事業予算の全体枠をさらに増やすのは困難です。必然的に、新設にかける予算から維持管理にお金を回さざるを得なくなります。
 老いる社会資本に対し、国においてもその予防的な修繕を促進する制度が作られました。道路舗装維持管理計画や橋梁長寿命化修繕計画を策定する市町村に対し、国の社会資本整備総合交付金が重点的に配分されることとなったのです。これらの計画づくりに取り組んできていた津市は、この3月には策定作業を完了します。交付金のおかげで、財政負担を増やすことなく、維持修繕費の枠を12億円ほどに増額することができそうです。
 下水道についても同様の長寿命化の取り組みを始めます。道路・橋梁・下水道を安心してご利用いただけるよう、事前防災重視の予防的メンテナンスによる老朽化対策を進めてまいります。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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■中勢バイパス納所町交差点立体化工事完成報告会(納所町)・・・12月9日

 中勢バイパスの納所町交差点が、立体交差として開通することを祝う式典に参加しました。
 交差点に架かる橋の名前は「夢津なぐ橋」で、安東小学校5年の水野珠佑さんに「私たちの夢をつないで欲しい」という思いを込めて命名していただきました。親しみと希望のある素晴らしいネーミングだと思います。テープカットの後には真新しい舗装を歩きながら、中勢バイパスの早期全線開通を望む市民の期待にあらためて思いを強くしました。
 今後さらに国に対して、しっかりと働き掛けていきます。

■「みな月会」から消防団に対する慰労品贈呈式・・・12月18日

 今年も、みな月会の伊藤恵子会長をはじめとする役員の皆さんがおみえになり、津市消防団員への慰労品としてみかんをご寄贈くださいました。
 市民が安心して暮らせるよう日夜、献身的に活動されている消防団員の励みにと、7年前から毎年、年末の夜警巡回の前に寄贈していただいており、贈呈式には谷口繁喜津市消防団長も出席されました。温かいお気持ちは消防団員の皆さん一人一人に届き、励みとなり、士気を高めて夜警巡回などの任務に当たっていただけるものと思います。

■インドネシア東ジャワ州副知事ほか政府関係者歓迎夕食懇親会(津みやこホテル)・・・12月19日

 インドネシア共和国第2の州である東ジャワ州からサイフラー・ユスフ・コリル副知事をはじめとする16人の訪日団が三重県を訪問され、三重県商工会議所連合会の主催による歓迎夕食懇親会が津市で開かれました。
 私からの挨拶では、昨年、イブヌ・ハディ在大阪インドネシア総領事が公邸にご招待くださったことや、10月30日から11月2日にかけて講演のため首都ジャカルタを訪問したことに触れながら、インドネシアとの交流を深めていくことをお話しし、語り合いました。

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