「広報津」平成25年3月1日/第173号(音声読み上げ) 市長コラム

登録日:2016年2月25日

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市長コラム

香良洲のお木曳き

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 香良洲神社の祭神、稚日女尊[わかひるめのみこと]は伊勢神宮の祭神である天照大神の妹君です。姉君に参詣したならば妹君にも詣らなければとの思いから「香良洲詣らねば片参宮」と言われ、伊勢参宮の折に香良洲神社への参詣も盛んに行われることとなりました。伊勢参宮街道から分岐する「香良洲道」は、香良洲神社参詣の人々が行き交う道でした。
 伊勢神宮式年遷宮の翌年、平成26年4月に香良洲神社の式年遷座が行われます。新しい本殿に使う27本の御用材を、香良洲の9つの区の「お木曳き車」に3本ずつ載せ町内を練り歩く行事が、津市指定無形民俗文化財「香良洲神社お木曳き行事」であり、式年遷座に先立ち、今年の3月29日金曜日から31日日曜日まで実施されます。
 練り歩く際、「音頭さん」と呼ばれる歌い手が陣羽織をまとって車に乗り、曳き手と掛け合いながら「おき曳き音頭」を歌います。このための練習が各区で行われており、2月、私も9つの区全ての練習にお邪魔し見学させていただきました。区の絆を深めつつ伝統を守り伝えようとする区民の熱意に、時の経つのを忘れて聞き入りました。
 悠久の歴史を紡ぐ、20年に1度の「お木曳き行事」です。伊勢神宮ゆかりの香良洲の地には多くの見所があり、戦時中、海軍飛行予科練習生への教育が行われた「三重海軍航空隊」の歴史や戦時下の市民生活に関わる資料を展示する「津市香良洲歴史資料館(若桜会館)」もその一つです。「お木曳き」が始まる3月29日金曜日から入館が無料となります。ぜひお出かけください。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市長活動日記から

■国土交通大臣への要望活動(国土交通省)…1月15日

 津松阪港区の海岸堤防整備は、国の直轄により、栗真町屋工区、阿漕浦・御殿場工区で事業が進められています。
 この日、太田昭宏国土交通大臣を訪問し、東海・東南海・南海地震等の大規模地震の発生に備えた海岸堤防の早期完成に向け、十分な予算を確保されるよう要望書を提出しました。また、白塚・河芸地域の堤防の老朽化対策についても要望いたしました。
 防災施策の強化に終わりはなく、市としての取り組みのほか、国や県に対しても要望を行うとともに、連携して取り組んでまいります。

■第3回スイーつフェスタ激励(津センターパレス)…1月20日

 19日・20日の両日、津市内の和洋菓子店の味を楽しんでいただく「第3回スイーつフェスタ」が開催され、出店された19店舗のイチオシの商品や限定品が並びました。今回、各店のシュークリーム、いちご大福が詰め合わされ、食べ比べが楽しめるスイーつフェスタならではの限定セットが登場し、販売開始前から行列ができていました。
 このイベントを通じて、津市には多くの菓子店があること、スイーツの激戦区だということを市民の皆さんにも実感していただき、さらには「ごひいきの店」を増やしていただくきっかけになればと思います。

■NHK大河ドラマ「藤堂高虎」を誘致する会主催要望活動(NHK放送センター)…1月21日

 藤堂高虎公を主人公としたNHK大河ドラマの実現に向け、高虎公ゆかりの地から多くの関係者が集まり、NHKの松本正之会長に請願書を提出しました。誘致する会の西田久光代表は、高虎公が不断のスキルアップにより能力を高め、無名の郷士から徳川家康公随一の腹心、江戸幕府草創の功労者となったことは、現代社会のサラリーマンの模範となり、今の時代にふさわしいテーマであることを強くアピールされました。関係する県と市町が一体となって誘致を進めていることも効果的であったと思います。夢の実現に向け、今後も取り組みを継続いたします。

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