「広報津」平成25年4月1日/第175号(音声読み上げ) 教育方針から

登録日:2016年2月25日

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教育方針から

夢をもち、国際社会に生きる 自立した元気な人づくりに向けて

問い合わせ 教委教育総務課 電話番号229-3292 ファクス229-3332

 2月28日、平成25年第1回津市議会定例会の開会に当たり、中野和代津市教育長が教育方針を述べました。今号では、その主な内容を掲載します。なお、教育方針の全文については、津市ホームページでご覧いただけます。

教育施策の推進に向けて

 少子高齢化の進展、社会情勢の変化に伴い、教育を取り巻く環境は年々変化し、さまざまな視点から教育改革の議論が行われています。また、昨年は、いじめや体罰に起因して子どもの尊い命が絶たれるという痛ましい出来事が各地で相次ぎました。
 子どもたちにとって安全で楽しいはずの学校で、何が起こったのか、さまざまな課題が指摘されています。現実と真摯に向き合い、子どもたちが安心して学び、伸びやかに成長するため、保護者や地域から信頼される学校づくりを目指すとともに、「いつでも、どこでも、誰でも」学べる機会を提供できるよう公民館等生涯学習関連施設を充実させ、地域の教育力を高め、地域の特性を生かした人づくり、まちづくりを推進します。本年度は津市教育振興ビジョン後期基本計画の初年度として、次の教育施策を進めます。

教育活動の推進

  • 各学校・園の良さを生かした特色ある学校づくりに向け、家庭、地域および関係団体と協働した地域ぐるみの教育をさらに充実します。
  • 中学校区単位の小中一貫教育推進方針を策定し、小学校6年間、中学校3年間を見通した小中一貫教育を進めます。
  • 子どもたちが楽しい学校生活を送れるよう、学校教育活動全体を通じて、命を大切にする心情や相手を思いやる心、個性を認め合う力を培い、いじめを許さない仲間づくりに取り組みます。
  • いじめの早期発見、早期対応を徹底するとともに、事例をもとにした研修会を実施し、教職員の指導力の向上とスクールカウンセラー等の相談体制の充実を図ります。
  • 津市こどもサポートサミットでの連携をさらに充実させ、子どもにかかわる関係機関や保護者が共に協力し合って、子どもたちが安心して学べる環境づくりに取り組みます。
  • 体罰禁止の趣旨を全教職員に周知し、「体罰を許さない、見逃さない」といった意識の徹底を図るとともに、体罰をおこなった教員に対しては、厳正な処分を行います。
  • 特別な支援が必要な子どもへの指導を充実させるため、引き続き専門性のある教員を養成し、中学校区単位による一貫した支援・指導を行います。
  • 初期日本語教室「きずな」を拠点とした指導カリキュラムを実施し、外国人児童生徒の進路・学力を保障するための日本語教育支援システムを構築します。
  • 学校と地域が連携した防災学習や防災訓練を進めるとともに、引き続き学校防災アドバイザーを中学校区単位に派遣し、学校防災のさらなる充実を図ります。
  • 学校給食を「生きた教材」として活用した食育を進めるとともに、食物アレルギー疾患等を有する子どもたちへの対応食を充実させます。
  • 津市就学前教育カリキュラムを作成し、幼児教育を充実するとともに、小学校教育と連動した豊かな学びにつながる質の高い教育と、多様で柔軟な保育や子育て支援などの総合的な提供を目指して、新しい時代を創造する市独自のこども園等の仕組みづくりを進めます。

学習環境の整備

  • 子どもたちの快適な学習環境を確保するため、地域教育委員会などの地元学校関係者と協働して学校施設の具体的な在り方について検討し、校舎の増改築など計画的な事業の推進に取り組みます。
  • 合併20事業の一つであるいちし中学校をはじめ、かんべ小学校、白塚小学校、一身でん中学校の大規模改造事業等を着実に推進します。
  • 平成26年4月のいちし地域小学校再編に向けて、校舎の改修など必要な学習環境の整備等を行います。
  • 学校トイレの洋式化や老朽化した給食設備への対応などについて、引き続き計画的に推進します。

生涯学習の推進

  • 平成25年9月の中央公民館オープンに向け、準備を進めます。
  • 公民館等の生涯学習関連施設だけでなく、地域のコミュニティ施設などを効果的に活用し、学校や高等教育機関と連携しながら地域力の向上に努めます。
  • 生涯学習の振興に寄与している社会教育関係団体に対し、各団体が自主的に事業活動ができるよう支援を行います。
  • 子どもたちがいつでも、どこでも本に出会い親しむことができるよう、読み聞かせやおはなし会を充実するとともに、絵本を作る楽しさを伝えるため、「てづくり絵本教室」を開催するなど、子どもが身近に本に出会える環境づくりにつなげていきます。
  • 地域人権ネットワークの構築に取り組み、地域における人権教育を推進します。
  • 地域や各種団体との交流を積極的に進め、地域住民が主体となる人権フェスティバルなど市民提案型事業を支援します。

青少年健全育成

  • 街頭指導など非行・被害防止のための活動を効果的に行うとともに、青少年相談の充実や関係団体の育成など「津市青少年健全育成推進方針」に基づいた施策を計画的に推進します。
  • 小規模放課後 児童クラブへの補助制度の拡充や、南が丘・香良洲地区の放課後 児童クラブの建築、千里ヶ丘地区の放課後 児童クラブの公設化に向けた取り組みを進めます。

歴史的資源の保存と活用の推進

  • 有形・無形の歴史的資源の保存・活用に努めるとともに、多気北畠氏遺跡の発掘調査を実施し、往時の姿を感じられるような史跡整備に向けた取り組みを進めます。
  • 県指定史跡の津城跡は、石垣の孕[はら]みなどによる危険箇所の石垣修復計画を作成します。
  • 市内に6館ある郷土資料館について、再度訪れたくなるような親しみのある施設となるよう、来館者に分かりやすい展示や配置、説明などに努めます。

図書館

  • 美杉図書室のリニューアルに伴う蔵書冊数の拡充をはじめ、引き続き蔵書や図書館資料の充実を図るとともに、市ホームページ上からの貸出期間の延長サービスや古文書の電子化など、新たなサービスを実施します。

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