「広報津」平成25年5月1日/第177号(音声読み上げ) シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政(9)

登録日:2016年2月25日

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シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政(9)

身近な地域の要望に即応します -総合支所への権限委譲-

問い合わせ 地域政策課 電話番号229-3277 ファクス229-3330

 ねえねえ、シロモチくん。津市が合併して8年目になるね。その間に職員を減らしてきてるって聞いたんだけど、どのくらいになったの?

 合併前は3,119人の職員がいたんだ。それを2割減らして、今年4月1日には2,507人になったんだよ。だから人件費も年間56億円減らすことができたんだ。

 へえーそうなんだ。

 その間、9つの総合支所の業務や人員、権限、財源も本庁に集約してきたんだよ。

 でも総合支所は合併前の市役所や役場だから、地域の中には寂しく感じている人もいたんじゃないの。

 そうだね。地域の人たちからは、「身近な地域の要望が届きにくくなった」とか「総合支所が少し遠い存在になった」という声もあったんだ。本庁に集約したことで、地域の人から要望があっても、総合支所では対応できず、本庁や津北・津南工事事務所に依頼するしかなかったんだ。

 そういう問題が出てきたんだね。

 依頼された工事事務所では全ての支所から集まったさまざまな要望に優先順位を付けて処理していたので、すぐに回答が出せず、それが地域の不満につながったり、総合支所から疎遠になる原因にもなっていたんだよ。

 その「身近な地域の要望」って、どんなことなの?

 道路の路肩や川の堤防、公園の草刈りをはじめ、傷んだ道路の復旧や街路樹の剪定[せんてい]、カーブミラーや区画線の設置などがあるんだ。どれも、地域の人たちにとっては、すぐに対応して欲しい要望ばかりなんだけど、総合支所に権限がないため、対応するまでに時間がかかっていたんだ。

 確かに穴ぼこが開いた道路やカーブミラーがない交差点は危ないから、地域の人にとっては早く対応して欲しいよね。

 そうだね。そこで総合支所が地域の要望にすぐに取り組めるよう、平成25年度から総合支所長に権限と予算が付けられたんだ。

 そうなんだ。それで予算はいくらあるの?

 さっき話した道路の路肩や川の堤防、公園の草刈りなどをするための費用として1億3,600万円を、その他に作業に必要な砂利や生コンクリートなどの材料を購入する費用として2,000万円の予算を総合支所に移すことにしたんだ。これで総合支所長は、直接、優先順位の高いものから順に「いつまでに行います」と自分で決められるようになるんだ。

 でも専門的な仕事を総合支所だけですることはできるの。

 実際に権限と財源があっても、どのように業者に発注したりすればよいか分からないといけないので、例えば「側溝の清掃だったら1メートルでいくら」というふうに定型的な作業は、あらかじめルールを決めておくことにしたんだ。

 なるほど。それなら専門的な知識や経験がなくても対応できるね。

 それと、各総合支所に2人ずつ、計18人の技能職員を増員したんだ。さらに総合支所をサポートするため、専門的な知識がある技術職員を津北・津南工事事務所に2人ずつ、計4人増やしたんだよ。

 仕事をする人も増えるんだね。

 そうなんだ。総合支所に権限、人員、財源の3つがそろうことで、これまで工事事務所に集中していて、実現までに時間がかかっていた地域の要望に、よりスピーディーに対応することができるようになるんだ。

 これからは、地域の思いや願いをすぐに実現できる頼りがいのある身近な総合支所になるんだね。

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