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以前、職場でユニバーサルデザインの研修を受講する機会がありました。ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、言語やしょうがいの有無などを問わず、できる限り多くの人が初めから使いやすいようにデザインすることをいうそうです。
確かに、多機能トイレなどは、広くて、ベビーシートなども設置してあり、1歳の子を持つ私にとっても非常に使い勝手が良く、一昔前と比べて外出しやすい環境になってきていると感じます。
この研修では、視覚にしょうがいのある人から、日常生活を送る中で感じたさまざまな思いを聞かせていただく時間もありました。私にとって、視覚にしょうがいのある人の思いに触れる初めての機会となりました。
その研修の数日後、実家に立ち寄った時、ふと白杖(注:)を使いながら、近所のスーパーへよく買い物に出掛けられていた隣の人のことを思い出しました。
思い起こすと、実家に住んでいたころ、少しの時間ならと思い、車を家の前の道路に止めたままにしてしまったことがありました。もし、その時いつものように隣の人がスーパーに出掛けようとしていたら、邪魔になったであろうということに、この時初めて気付きました。
ユニバーサルデザインによる社会基盤の整備が進んでいくことはとても重要なことですが、その基盤を生かしていくためには、一人一人の心遣いが必要です。互いを尊重し、相手を思う心があってこそ、誰もが安心して暮らすことができる社会の実現につながると、私は考えます。
私自身の子育ての経験から、まちで見掛ける子連れの人に対しては、今でも自分なりの心遣いはできているかと思います。さらに今後は、誰に対しても、相手を理解し、思いに「気付き・気付ける心」を養っていきたいと思います。
注:白杖…視覚しょうがい者が歩行するときに、路面の情報収集や、障害物からの防御、自分の存在を周囲に知らせるために利用する、白い杖のこと
入場無料
11月16日土曜日 13時30分から(13時開場)
いちし農村環境改善センター
定員 当日先着360人 注:12時30分から整理券を配布します。
講師 森永卓郎さん(経済アナリスト・獨協大学教授)
注:手話通訳を行います。
問い合わせ いちし総合支所地域振興課 電話番号293-3006 ファクス293-5544
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