登録日：2016年2月25日
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ねえねえ、シロモチくん。市内にはたくさんの小・中学校があるけど、その中には建物が古くなってきている所もあるよね。
うん。平成23年度までに耐震改修が全校で完了したので、平成24年度から学校の大規模な改造工事を始めたんだよ。
それってどんな工事なの？
子どもたちが普段使う教室や廊下を新しくしたり、黒板やロッカーも新品に替えたりしているんだ。
新しい学校に生まれ変わるんだね。
そうなんだ。これまでの黒板は壁に固定されていて、特に低学年の子どもたちにとってはあまり使いやすいものではなかったんだ。そこで黒板自体を上下に動かせるものに取り替えて、誰でも黒板全体を使えるようにしたんだ。それに古くなっていた窓なんかも新しくしたから、新築の校舎のように明るく、きれいで、とても快適になったんだよ。
ほかにも変わった所はあるの？
図書室や理科室、パソコンルーム、それとトイレなんかも一緒にきれいにしているんだ。
それだけ新しくするとたくさんお金もかかるよね。
今3つの小・中学校を工事してるんだけど、白塚小学校で約8億5千万円、かんべ小学校で約8億3千万円、一身でん中学校では約9億4千万円のお金が必要なんだ。これは国の補助も受けた平成24から26年度3年間の工事で、概算総額約26億円をかけた大規模なものなんだよ。
とても大きな工事が行われているんだね。
それと今回の工事に併せて、校舎屋上に太陽光発電パネルを設置したり、誰もが使いやすいように、階段に手すりを付けたり、エレベーターやスロープも設置しているんだよ。
環境のことを考えたり、バリアフリーにも取り組んでいるんだね。
そうだね。今回の工事以外に、これまでも校舎の耐震改修をはじめ、トイレの洋式化や屋内運動場へのガラス飛散防止フィルムの貼り付け、全小・中学校の図書館システムのリニューアルもおこなっているんだよ。この他にも全ての幼稚園と小・中学校に扇風機を設置したり、災害時に子どもたちの安全を守るため、津波浸水予測区域にある小・中学校の屋上にフェンスを取り付けたり、非常用発電機や簡易トイレなども新たに備え付けたんだ。
学校の環境を良くするため、いろんなことが行われてきたんだね。この他にも工事が予定されているところはあるの？
うん。小学校の再編が行われるいちし地域の高岡小学校で、同じように教室や廊下、トイレ、放送室、保健室の改修が約3億5千万円かけて行われるんだ。それと生徒数が増えた久居東中学校でも約2億2千万円の校舎棟の増築工事が行われるんだよ。
それぞれの地域の事情に合わせた改修や増築が行われ、子どもたちの学校生活がどんどん良くなっているんだね
老朽化した学校の改修工事はまだまだ始まったばかりなんだ。今後も古くなった校舎やプレハブ校舎を解消するため、大規模な工事に取り組んでいくんだよ。
これからは子どもたちも、リフレッシュされ新しくなった学校で楽しい学校生活が送れるね。
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