「広報津」平成25年11月1日／第189号（音声読み上げ）　市長コラム・市長活動日記から

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市長コラム・市長活動日記から

最高峰のボートレース

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

　11月19日から24日までの6日間、津ボートで「SGチャレンジカップ競走」が開催されます。「SG」とは「スペシャル・グレード」、最上級レベルの選手が集まる最高峰のレースを指し、全国24レース場の中から選抜された場で年8回だけ実施されるものです。津でSG競走が開催されるのは平成17年以来8年ぶりのことです。
　開催場所を決定する権限を持つ日本モーターボート競走会が津を選んでくださったのは、昨年度と一昨年度の営業成績が好転していることが評価されたものと思われます。昭和27年、全国第1号の認可を受けた津競艇場は多くのファンにご愛顧いただき、その収益の一部は津市の財政収入となりました。昭和29年から平成15年までの間に学校や保育園の施設整備をはじめ下水道や街路といった公共事業に充てられた額は、累計749億円にのぼります。しかしながら、近年、レジャーの多様化などにより入場者数は年々減少し、平成16年度以降は、収益が財政に貢献できない状況が続いています。
　平成2年度に最高503億円を記録した場内での売上額は平成22年度には127億円まで落ち込み、経費削減も限界に達しつつあったことから、平成23年度、攻めの経営姿勢に転じます。立ち寄りやすい国道沿いに、舟券を気軽に購入できる外向発売所「津インクル」をオープンさせました。また、ボートレース場もリニューアルし、スタンド棟対岸の大型映像装置や館内の映像設備、券売機を15億円ほどかけて新しくするなど、設備投資を思い切って実行しました。おかげさまでお客様のご好評をいただき、売上額も23年度は138億円、24年度は149億円とV字回復を遂げることができました。
　今回のSGチャレンジカップ競走では、地元三重支部の選手の活躍も楽しみです。10月11日時点の賞金ランクでは、新田雄史選手が2位、井口佳典選手が5位、ともに年末の賞金王決定戦への出場圏内の好位置につけています。ぜひボートレース津にお出掛けください。
「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります

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市長活動日記から

■平成25年防災功労者防災担当大臣表彰 受賞者来訪…9月9日

　大田武士さんは、地域の防災活動のリーダーとして先進的に取り組まれ、津市民防災大学では開講時から実行委員として防災に関わる人材育成、防災意識の普及にご貢献いただいています。萩野茂樹さんは、災害時要援護者への支援のための「失敗するための防災訓練」と命名した避難所訓練、「触るハザードマップ」の作成など、ボランティア活動での経験を生かした取り組みを進められています。お二人の献身的な活動が評価され大臣表彰につながったものであり、心より敬意を表します。

■新老人の会三重フォーラム（三重県総合文化センター）…9月23日

　新老人の会三重フォーラムが津市で開催され、地元市長として歓迎のご挨拶をしました。
　開会に先立って、フォーラムでの講演に訪れた聖路加国際病院理事長の日野原重明先生とお会いしました。102歳になられますますお元気な日野原先生は、現在も第一線で働く医師であり、年を重ねても自立して生き生きと生活する姿を体現されています。
　津市にも100歳以上の方が132人おられます。これからもお元気でお過ごしいただくことを願っています。

■雲ず古川伊倉津地区高潮堤防着工式（雲ず伊倉津町）…9月29日

　雲ず川治水事業促進期成同盟会と国土交通省の主催による「雲ず古川伊倉津地区高潮堤防着工式」があり、地域住民の皆さんと共に出席しました。
　築造後約50年が経過し老朽化した堤防のかさ上げや耐震対策などを行い、平成28年までに高潮区間1,238メートルを整備する計画となっています。対岸の香良洲側1,165メートルの工事と併せ、早期完成が望まれます。
　しゅんせつなども含めた総合的な治水対策が進むよう、今後さらに国県に対して働き掛けてまいります。
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