津市 - 「広報津」平成26年10月1日／第211号（音声読み上げ）　シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政（18）

　このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。
　広報津（PDF版）は広報津（PDF／7.28MB）からご覧いただけます。

2ページ目から3ページ目

シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政（18）

問い合わせ　新産業スポーツ施設推進室　電話番号229-3375　ファクス229-3247

どうなるの、サオリーナ？－津市産業・スポーツセンターの建設工事－

　ねえねえ、シロモチくん。少し前にサオリーナの建設工事が進んでいないって教えてもらったけど、その後どうなっているの？

　この前、たくさんの大きな工事を発注していて、全国の状況に詳しい国土交通省に相談してアドバイスをもらうっていう話をしたよね。

　うん、そうだったね。どんなアドバイスをもらったの？

　例えば、サオリーナをつくる材料の値段はまだまだ上がっているので、最新の単価で計算すること、それと、国で決めている工事現場で働く人の賃金が今年の10月ごろに見直されるかもしれないから、そのことにも対応して予定価格を決めるようにっていうものだったんだ。

　他にもあったの？

　入札することを建設工事業者にお知らせすることを公告って言うんだけれど、そのときに工事のやり方が書かれた設計図書っていうものも見せるんだ。それをもっと分かりやすく書いて、市の思いや考え方を業者に正確に伝えて、お互いの考え方を同じにする必要があるということも教えてもらったよ。

　それは大切なことだね。

　それと、入札に参加する業者の心配や不安を解消するためには、工事に関するいろいろな情報をもっと発信していくことも大切だとアドバイスされたんだ。

　どんな情報を発信するの？

　遠くから集まってくる働く人の交通費や宿泊費、遠い所から材料を運んでくるときの輸送費などが追加で必要になった場合には、設計を見直して契約金額を変更すること、それから、工事をしている間に働く人の賃金や材料の値段が高くなった場合には、高くなった分も契約後に契約金額を変更できるスライド条項により対応すること、この2つについて事前に情報発信することにしたんだ。

　そのアドバイスを受けて、市はこれからどうするの？

　アドバイスのとおり、最新の単価で積算をやり直して、その内容が適正かどうか国土交通省と公共工事の発注を助けてくれる専門機関である三重県建設技術センターに確認してもらったんだよ。その上で、次の公告までに予想される材料費や働く人の賃金の値上がり分を反映させた工事の予算を決めたんだ。

　今までの予算では足りなくなったんじゃないの？

　うん。だから9月の市議会に補正予算案を提出したんだ。

　いくらくらい増えそうなの？

　これまでの予算は122億円なんだけど、133億円に増やしたんだよ。

　その予算の範囲内でもう一度予定価格を決めるんだね。

　そのとおりだよ。

　工事を行う業者はいつごろ決まるの？

　10月下旬ごろに入札の公告をする予定で、開札は12月下旬ぐらいになると思うよ。
　ここで業者が決まれば、来年の1月中旬ごろには仮契約を結ぶことになるんだ。そして、2月の臨時議会でその工事請負議案が可決されれば、2月下旬には業者と正式に契約できて、サオリーナの工事に取り掛かることができるんだよ。

　確か、サオリーナは平成33年に三重県で開催される国民体育大会のバスケットボールとバレーボールの会場に内定しているんだよね？

　そうなんだ。その前の平成30年には、全国高等学校総合体育大会（高校総体）も東海地方で開催されるから、このときもサオリーナを使ってほしいって考えているんだよ。