「広報津」平成27年8月1日/第231号(音声読み上げ) 前葉市長と、平成27年度職務経験者採用職員15人16人のホンネで座談会

登録日:2016年2月25日

 このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。
 広報津(PDF版)は広報津(PDF/6.58MB)からご覧いただけます。 


4ページ目から5ページ目

前葉市長と、平成27年度職務経験者採用職員15人16人のホンネで座談会

 前葉市長と平成27年度職務経験者採用の15人が、6月25日木曜日・30日火曜日の2日間、座談会を行いました。「これまでの職務経験や能力を市役所の仕事にどのように生かしているか」をテーマに、「もっと生かすにはどうすればよいか」、「生かせていないとしたらどうするのか」などについて、入庁から3カ月ほど経過した時点での率直な思いを語り合いました。建築、土木、農林、教育、税、情報…さまざまな部署に配属された15人の生の声を、市民の皆さんとこれから職務経験者採用試験の受験を考えている人にお届けします。

想像していた公務員と違った! すご腕営業マンに脱帽

 前職で法人営業に携わっていた職員は、企業誘致の部署に配属されました。彼は今まで数々の営業マンを見てきましたが、その経験を上回る人物と市役所で出会ったと言います。

職員 「上司がすごいですね。まず対応が早いというのと、どこへでも行くということ。行動力が素晴らしいです。市役所に実際に入ってみて、規制や法律で二の足を踏むような要素があるなか、その辺も全て知識と経験に織り込んでいる。思い描いていた公務員像とは違いました。私も法律や条例などの知識をさらに完璧にして、上司のように活躍したいと思います」

もっともっと増やしたい! 舞台から見る高齢者の笑顔

 30年間舞台照明の仕事を続けてきた職員は、文化振興課に配属。市役所の慣例や決まり事に戸惑いつつも、これまでの経験や強みを生かして実現してみたい目標を語ってくれました。

職員 「私、高齢者の方がとても好きなんですけど、本当に笑顔がすてきなんです。舞台の袖からのぞいて客席を見ると。それをもっともっと増やしたいですね」

市長 「たくさん自分たちで事業をすることですね。リージョンプラザなんか土日のたびに使われているけど、もっと平日にもイベントを企画して、高齢者の方に来てもらうようにするとかね」

民間で培ったサービス精神 どうぞ私の接遇を見てください

 前職で金融機関に勤めていた職員は税金を扱う部署に配属されました。民間で取り扱っていた法律との違いにとまどったと言いますが、「お客さま」と接する技術である接遇については、これまで培った経験をすぐに生かすことができたようです。

職員 「民間ではずっと民法に基づいて仕事をしてきたのですが、行政は地方税法に基づいており法律が全く違いました。でも接遇面では、自然と身についているコミュニケーション力がすごく刺激になっていると先輩から言われうれしかったです。それ以降どうぞ私の接遇を見てくださいという気持ちで対応しています」

英語で広がる可能性! 子どもたちが夢を持てるような企画を

 語学力を生かし、ロンドンの金融機関などで勤務経験のある職員は、教育委員会事務局に配属されました。学校の授業で英語に触れる機会がますます低年齢化していくなか、津市の英語教育への取り組みについてやりがいを感じていました。

職員 「子どもたちには、英語が話せることで夢を持てるような企画を考えています。中学校で初めて英語に触れると嫌いになる子もいるので、早い段階から楽しく勉強していくことによって、英語が話せるとこんなに世界が広がるんだよというのを見せてあげたいです」

全くの異業種に配属 悩みの中から出た答えは…

 こども支援課に配属された職員は、前職のシステムエンジニアとしての経験から培ったコンピューターの知識を生かすにはどうしたらいいか、模索する日々を語ってくれました。

職員 「現在、手入力している作業などをシステム化したり、さらには個人情報を保護するセキュリティー意識を市役所全体として高めていけたらと思っています」

市長 「コンピューターのスキルはどんな部署でも使える能力であり、これまでの職員たちは専門的な知識を身につけている人があまり多くなかった。そういう意味で気がつくことを、どんどんやってみてください」

「ありがとう」がやりがい 民間でも公務員でもそれは同じ

 同じ公務員でも国や県と比べると市民の皆さんからの反応がダイレクトな市役所での業務。「ありがとう」と言ってもらえる課とそうでない課もあり、モチベーションのあり方について、さまざまな意見が飛び出しました。

職員 「県庁所在地であるというプライドを職員一人一人が持つことだと感じています。民間では当たり前のように他社と競い合っている。そうしないとすぐに淘汰[とうた]されてしまいますからね。他の自治体に負けないという気持ちが大切なのかなと思います」

職員 「月並みな言い方ですけど、津市が好きかどうかではないでしょうか。それがあったら、しんどいことがあっても乗り越えられると思います」

市長にクエスチョン

職務経験者採用とは? なぜ今、導入したのか

 津市へのU・I・Jターン就職を望む声に応えるため、また多様化する行政ニーズへの対応策の一つとして、民間企業などで経験のある人材を今年度から採用しました。しかし、市長が職務経験者採用を意識したきっかけは、自身が公務員として働いていた30代の頃までさかのぼるそうです。当時、同じ職場に採用された職務経験者の印象をお聞きしました。

市長 「職員の中に民間企業経験者が入ると、やっぱり組織の雰囲気が変わるなと思いました。地方自治体も組織力強化のために自由な発想で採用に取り組んでいいんだと思わせる原体験がありました」

職務経験者採用職員の声

当たり前だと思っていることが誰かの役に立つスキルかもしれない

  • 周囲の刺激になれるように頑張ります
  • 100人以上に津市の名前を覚えてもらいます
  • 現場での経験を職員の皆さんに伝えたい
  • 自分の経験を生かせる場面が絶対にある
  • 先輩が輝くところを引き出してくれます
  • 経験が生かせるって恵まれたチャンスです
  • 自分の能力を誰かが見てくれています
  • 今までの経験を生かして新しい自分を発見!
  • 津市を良くしたいという気持ちがあればOK
  • あなたのどんな能力でも必ず役に立ちます
  • 現在の職務を生かせるか迷っていても大丈夫
  • あなたにしかできないことが必ずある

平成27年度津市職員採用試験(職務経験者対象)については、広報津8月16日号に掲載予定です。

 

記事の先頭へ 目次へ

2ページ目から3ページ目へ 6ページ目から7ページ目へ

 

このページに対するアンケートにお答えください

このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?

このページに関するお問い合わせ先

政策財務部 広報課
電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339