「広報津」平成27年11月1日/第237号(音声読み上げ) 市長コラム・市長活動日記から

登録日:2016年2月25日

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市長コラム・市長活動日記から

大谷踏切を広げます

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 昭和48年、国鉄伊勢線が開通しました。津駅から北に向かう列車が最初に通過するのが大谷踏切です。
 この機に大谷踏切を閉鎖し、代わりに歩行者用地下道を新設する計画があったことはあまり知られておりません。地元から反対の声が上がったため白紙に戻され今に至っているのです。
 昭和48年は津駅西側の土地区画整理事業が完了した年でもありました。駅西側を通る主要地方道津関線が整備されると、東側の国道23号につながる大谷踏切の通行量は増加の一途をたどります。やがて幅約2.5メートル、車1台が通るのがやっとの狭い踏切に代わる東西連絡道路を作る構想が持ち上がり、アンダーパス、オーバーパス、U型跨線道路橋などさまざまな案が検討されました。しかし、いずれも実現は困難とされ、ようやく踏切道の拡幅ということで鉄道事業者との協議が整ったのが平成10年末でした。
 ところが今日に至るまで拡幅は実現しておりません。踏切東側地区を整備する「津駅前北部土地区画整理事業」の進捗が遅れたことや、大谷踏切道拡幅にあたっては、鉄道事業者が「他の踏切道の廃止を基本とする」としたため、廃止する踏切道が見つからなかったことなどが原因です。
 その間にも踏切の自動車交通量は、昨年度の調査では昭和48年当時に比べ6倍以上に膨れ上がっています。朝夕のピーク時には渋滞の車列が線路を挟んで東西にそれぞれ200から250メートルも連なるほどです。もはや通行車両の譲り合いで解決できる問題ではなくなってきているのです。
 区画整理事業の完了が近づき、踏切につながる東側市道が拡幅されたこの機を逃してはなりません。職員とともに不退転の覚悟で鉄道事業者など関係先との折衝に臨むと同時に、踏切道の廃止をご理解いただくため、本格的な地元調整に入りました。その結果、大変ありがたいことに、いちし町上いう地域の皆さまがJRめいしょう線の踏切道廃止にご同意くださり、いよいよ大谷踏切の拡幅問題は、事業化に向け進み出すこととなったのです。
 大谷踏切は幅を4倍の10メートルに広げて対面2車線にします。西隣の近鉄高架橋をくぐる道路は車の対向はできても2.4メートルの高さ制限のため救急車が通行できません。通行可能な高さ3メートルを確保したうえで幅も広げ、どちらの道にも自転車歩行者の専用道路を併設します。
 大谷踏切は津市の東西連絡の要衝です。通行する方々の長年の念願がかなって安全で快適な道路となるよう全力で事業を進めてまいります。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市長活動日記から

■交通対策本部長(内閣府特命担当大臣)表彰受賞者来訪…9月14日

 津市交通安全父母の会連絡協議会が、内閣府特命担当大臣である交通対策本部長より表彰を受けられました。昭和56年設立の同会は、12の小学校の保護者が所属します。長年、地域の子どもたちと交通安全意識の向上に取り組む功績に対し、県内では2団体目の受賞です。

■市内長寿者 安田つる子さんを訪問…9月15日

 9月15日の「老人の日」には、内閣総理大臣から100歳の人にお祝い状と銀杯が贈られます。今年は安田つる子さんに津市からの記念品を添えてお渡しし、ご長寿をお祝いしました。今年津市では男性9人、女性51人の計60人が100歳を迎えられます。

■吉田沙保里選手 世界大会16連覇、個人戦200連勝達成報告…9月29日

 津市民の誇り、元気の源である吉田選手が世界選手権で優勝し、世界大会16連覇、個人戦200連勝という前人未到の偉業を達成されました。16時間の時差と重圧を克服したと大会を振り返る吉田選手に、五輪女子史上初の4連覇への熱いエールを送ります。

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