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白山中学校区では平成24・25年度の2年間にわたり、人権教育総合推進地域事業の推進地域として、就学前から中学校卒業までを見通した人権教育カリキュラムづくりを進めてきました。
この取り組みは、文部科学省の「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」にある「人権尊重の視点に立った学校づくり」の考え方を参考にしながら、学校・保護者・地域が一体となって、子どもたちを取り巻くさまざまな課題を解決していこうとするものでした。人権教育カリキュラムをつくる中で、園児・児童・生徒の実態についての情報交換が今まで以上に密になり、各校・園での取り組みや子どもにつけたい力についても共通理解を図ることができました。また、それぞれの教職員が、自らの実践を振り返る機会にもなりました。
平成26年度は市内全ての中学校区で、この中学校区人権教育カリキュラムづくりを進めていきます。目の前の子どもたちの事実から教職員が悩み、迷い、話し合い、相談し合う中で、今、この時、子どもたちにどんな人権教育が必要なのかを見つけて実践していく取り組みを目指しています。
川口小学校・八ッ山小学校では、人権教育総合推進地域事業を受け、地域の中で人権教育が総合的・系統的に推進されるよう、子どもたちの発達段階に応じた人権教育カリキュラムを作成し、一人一人の存在や思いが大切にされる学校づくりを進めてきました。
川口小学校では、子どもたちの生きる力(人を大切にする行動力・明日を描く力・社会で生き抜く力)につながる学習に取り組んでいます。それらは、「『あなた』のことを認める『あなた』が必要です・『あなた』は『あなた』の立場に胸を張れるのです・『あなた』と『私たち』なら、きっと負けません」という実感をつかみとっていく学習です。
私は、愛されている!(セルフエスティームの高揚)
自分や家族を見つめ、綴り、伝え合う
家族からの聴き取りでつかんだことを伝え合う活動を通して、自分や友だちの存在の大事さに気付いていきます。教室だけでは見えない友だちの姿や気持ちを知ることで、より強い「仲間」としてのつながりを築いていきます。
地域から学ぶ
「子どもは地域の宝」「地域の子どもは地域で育てる」という力強い応援の中、「川口のひと・もの・こと」の学習に取り組んでいます。
例:地域の先輩と桜並木を歩き、語り合う
子どもたちからの感想
から
私はからすることができる!
乗りこえられる!(セルフエフィカシーの実感)
から
私たちは負けない!(レジリエンスの獲得)
つながり合う生き方モデルを通して
地域で人と人との絆を大切にして生きる先輩たちや大阪教育大学の学生たちとの出会い学習を重ねています。先輩たちがつくる「人と人とのつながり」や「逆境に負けない生き方」を学ぶ中で、自分の生き方モデルを探す学習を大切にしています。
例:大学生との「明日を描く」学習
子どもたちからの感想
から
人権の基礎体力(学力・生きぬく力)
から
自分がすき 人がすき 川口がすき
八ッ山小学校では、伝統的に積み上げられてきた保護者学習会、児童学習会や地域の皆さんとの出会い学習、地域と密着した行事などの活動を基盤にして、人権学習を進めています。その中で、地域の人との出会いを大切にしながら、自分の生き方を問い直したり、仲間とつながることの大切さに気付いたりする授業づくりをおこなっています。
出会い学習
さまざまな人との出会いから自分の生き方を見つめる
地域学習
地域を知り、そこに住む人の思いに触れる
八ッ山を愛する子どもたちに
児童学習会
保護者学習会
人とのつながりを実感する場
人を大切にする学びの場
地域の行事
私も地域のひとり!
地域の人と共につくる地域行事
例
助産師さんとの命の授業
地域の人との茶つみ
配食サービスの訪問先で地域の皆さんの肩たたき
地域の交通安全を願って鼓笛パレード
地域へ発信!
人権学習発表会
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