秋の火災予防運動特集 平成23年10月16日発行(音声読み上げ)

登録日:2016年2月26日

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秋の火災予防運動特集

2011年度 全国統一防火標語
消したはず 決めつけないで もう一度

 11月9日から15日は、全国一斉に秋の火災予防運動が実施されます。
 空気が乾燥し、火災が発生しやすくなる冬の季節を前に、火災から尊い生命と貴重な財産を守るため、火災予防の意識を高めましょう。
 火災予防運動期間中は、自治会や事業所、学校などで、防火に関する講話や消火器の取り扱い訓練などさまざまな訓練等を行います。ぜひこれらの行事に積極的に参加して、皆さん一人一人が防火について考え、火災を出さない地域づくりを目指しましょう。
 

住宅用火災警報器は設置済みですか?

 火災は決して他人事ではなく、ちょっとした油断やうっかりで、どの家庭にも起こりうることです。しかも、自分たちだけでなく、延焼により隣家などに大きな被害を与えることにもなりかねません。
 平成20年6月から全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。津市では、今年6月現在の設置率は77.1パーセントとなっています。住宅用火災警報器を設置していたことから、初期消火に成功したり、大きな被害を未然に防ぐことができた事例が多数報告されています。
 自分自身や大切な家族を守るため、住宅用火災警報器を設置しましょう。
 

事例1

 天ぷらを調理中、火を付けたままトイレに行っている間に鍋から発火したが、台所の住宅用火災警報器が作動し、その警報音で居間でテレビを見ていた家人が消火器で消火した。
 

事例2

 ガスこんろの火を付けたまま、洗濯物を干していたため、鍋が空炊きとなり、ガスこんろの表面に付着していた油分に着火したが、警報器が作動し、家人がこれに気付いて消火器などで消火した。
 

事例3

 寝室(子ども部屋)で使用していた電気ストーブに毛布が接触し火が付いたが、住宅用火災警報器の警報音で目が覚め、家族に知らせて消火した。
 

建物火災が増えています

 今年は8月末までに、市内で建物火災が44件発生し、そのうち、住宅火災が32件と半数以上を占めました。住宅火災の出火原因は、「放火」または「放火の疑い」、「こんろ」が上位となっています。
 

放火されないために

 いくつかの点に注意することで、放火されにくくすることができます。放火されないよう次のことに心掛けましょう。

  • 家の周りは、外灯をつけるなど明るくし、燃えやすいものを置かない。
  • アパートの階段、通路部分は、整理整頓する。
  • ゴミは、指定された日の朝以外に出さない。
  • 放火の的になるので、路上駐車はしない。
  • 自転車やバイクのかごに、物を置いておかない。
     

こんろによる火災を起こさないために

 こんろによる火災は、住宅火災の出火原因として毎年上位に挙げられます。中でも、天ぷら油による火災が、多数発生しています。火の消し忘れや、料理中にその場を離れたわずかの時間に出火するケースが多いようです。こんろによる火災を防ぐため、次のことに注意しましょう。

  • 天ぷら油を火にかけているときはどんなに短い時間でもその場を離れない。
  • その場を離れるときにはどんなに短い時間でも必ず火を消す。
  • こんろの周りに燃えやすいものを置かない。こんろの周りや換気扇、グリル内の油汚れにも注意。
  • 着衣などへの引火に注意する。
     

市内の火災発生・人的被害の状況

(平成23年1月から8月末日)

建物火災 44件
 うち住宅火災 32件
林野火災 11件
車両火災 10件
その他の火災 16件
合計 81件

死者 4人
 うち住宅火災 2人

負傷者 8人

 

枯れ草、林野火災に注意しましょう

 今年は4月までの降水量が、戦後2番目に少なく、空気も乾燥していたことから、例年より林野火災や枯れ草火災が多く発生しました。
 特に、秋から冬に向けて、空気が乾燥する季節となるため、たばこの投げ捨てやたき火、子どもの火遊びなどの小さな火が、大きな火へと簡単に燃え広がります。林野火災、枯れ草火災を起こさないため、次のことに注意しましょう。

  • 風の強い日はたき火をしない。
  • たき火をするときは、水の入ったバケツなど消火の準備をする。
  • たばこの投げ捨て、火遊びは絶対にしない。
  • 空地の所有者は、枯草を適切に刈り取る。

注:たき火については、廃棄物の屋外焼却の禁止に該当する場合がありますので、ご注意ください。


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