あなたの血糖値大丈夫? 平成24年9月1日発行(音声読み上げ)

登録日:2016年2月25日

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あなたの血糖値大丈夫?

9月1日から30日は健康増進普及月間です

健康診査で「血糖値」が高めだった・・・

  • でも、体の異常は感じない
  • この先もきっと大丈夫だろう
  • 来年の「血糖値」はきっと下がっているはず

ちょっと高めの血糖値を放っておくと・・・
糖尿病になります !
 糖尿病は全身の血管や神経を傷つけ、合併症で命を落とすこともある怖い病気です
 

糖尿病の目安

 特定健康診査の判定区分による糖尿病の目安は、次のとおりです。

◆血糖値
100ミリグラム/デシリットル未満:正常
100から125ミリグラム/デシリットル:糖尿病予備軍
126ミリグラム/デシリットル以上:糖尿病

血糖値とは 血液の中の糖の量を表す値です。食べ物などから取った糖は消化され、血液の中に入り血糖になります。血糖はエネルギー源として筋肉、肝臓、脳、心臓などに取り込まれ利用されます。このとき血糖の利用を助ける役目をするのが、インスリンです。

◆HbA1c
5.2パーセント未満:正常
5.2パーセント以上:糖尿病予備軍
6.1パーセント以上:糖尿病(国内基準JDS値)

HbA1cとは 過去1カ月から2カ月の平均血糖値を表す値です。
 

増え続ける糖尿病

10年間で約1,000万人の増加!!

年別糖尿病推計人数
  平成9年 平成14年 平成19年
糖尿病の可能性を否定できない人 約680万人 約880万人 約1,320万人
糖尿病が強く疑われる人 約690万人 約740万人 約890万人
合計 約1,370万人 約1,620万人 約2,210万人
(推計人数)

注:「糖尿病が強く疑われる人」とは、HbA1cの値が6.1パーセント以上、または質問票で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた人。「糖尿病の可能性を否定できない人」とは、HbA1cの値が5.6パーセント以上、6.1パーセント未満の人。(厚生労働省「国民健康・栄養調査」より)
 

なぜ血糖値が高いといけないの?

 血糖が必要量を上回ったり、エネルギーとしてうまく利用できなかったりした場合、血糖と血液中のたんぱく質が結び付いて、血管の壁を傷つけ、動脈硬化を起こします。
 血糖値が高いということは、単に血液中の糖が多いだけでなく、血管の破壊も進んでいるということなのです。
 

糖尿病の進行

 糖尿病は次のように進行し、さまざまな合併症を引き起こします。

  • 不健康な生活習慣や遺伝
  • インスリン作用不足
  • 血糖値の上昇
  • 糖尿病
  • 合併症

糖尿病三大合併症

  • 糖尿病性腎症
  • 糖尿病性網膜症
  • 糖尿病性神経障害

 その他、脳卒中、心筋梗塞、肺炎、ししゅう病、皮膚炎などを引き起こす危険性があります。

自覚症状がないまま、次々に合併症が現れるよ。健康診査の結果を見直そう。
 

糖尿病のタイプを知ろう

 糖尿病には、大きく分けて2種類のタイプがあります。

  • 1型糖尿病・・・膵臓[すいぞう]のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、体の中のインスリンの量が足りなくなって起こる。子どものうちに発症することが多い。
  • 2型糖尿病・・・インスリンの出る量が少なくなって起こるものと、肝臓や筋肉などの細胞に対してインスリンの働きが悪くなるために起こるものがある。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多い。日本人の場合、95パーセントが2型糖尿病。

2型糖尿病は予防できるよ!
痩せている人でも糖尿病の心配があるから気を付けてね。
 

これなら私にもできる! 毎日の生活を振り返ろう!!

チェックできる項目を増やそう
 

食事を工夫する

  • 朝食を食べる
  • 1日3回決まった時間に食べる
  • 主食・主菜・副菜のそろった食事を食べる
  • 野菜を1日350グラム以上食べる
  • 1人分ずつ取り分けて食べる
  • ゆっくり食べる
  • 薄味にする
  • 食事は腹八分目にし、食べ過ぎない
  • 脂っぽいものを食べ過ぎない
  • お菓子を控えめに
  • アルコールを控えめに
     

適正体重を維持する

  • 自分の適正体重を知って維持する
    適正体重(キログラム)イコール身長(メートル)掛ける身長(メートル)掛ける22
    例えば、身長160センチメートルの人の場合、【1.6掛ける1.6掛ける22≒56.3】およそ56キログラムが適正体重です。
    体を動かしやすく、病気になりにくいといわれる適正体重を目指し、肥満を予防しましょう。
     

適度な運動を行う

  • 積極的に体を動かす
  • 自分の体の調子に合った運動を続ける
  • 早足で歩く
  • 遠回りして歩く距離を増やす
  • 1日1万歩程度歩く
  • 足を高く上げ、階段を上る
  • テレビを見ながら、体を動かす
     

ストレスをためない

  • ストレスと上手に付き合う
    ストレスは、血糖値を上げる働きのあるホルモン分泌を高めます。
     

健康診査を受ける

  • 年に1回は健康診査を受診する
    自覚症状がないため、早期発見・ 早期治療を心掛け、健康管理に努めましょう。

血糖値の高い人は医療機関で指導を受けましょう。
血糖値を適正な値に保ち、健康に!

保健センターでは、健康相談・栄養相談を実施しています。お気軽にご相談ください!

 

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