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2012年度全国統一防火標語
消すまでは 出ない行かない 離れない
春の火災予防運動期間 3月1日から7日
3月1日から7日、全国一斉に春の火災予防運動が実施されます。
冬から春へ季節が移り変わるこの時期は、空気が非常に乾燥して火災が発生しやすく、また強い季節風により、大火になりやすい時期でもあるので、火の元には十分気を付けましょう。
昨年1年間に発生した火災の件数は127件で、このうち住宅火災は35件でした。
出火原因は、1位の放火(疑いを含む)が21件、2位のたき火が12件でした。住宅火災の原因は、たばこが6件で1位、次いでこんろが4件で2位でした。
放火による火災は、防ぎようがないと思われがちですが、いくつかの点に注意することで、放火されにくくすることができます。放火されないよう、また万一放火されても被害を大きくしないよう、次の点に注意しましょう。
たばこによる火災の原因は、喫煙者が火気管理を徹底しなかったことや、不注意によるものです。
これらを防ぐため、次の点に注意しましょう。
春の火災予防運動期間中は、市内の自治会や事業所、学校などで、防火に関する講話や消火器の取り扱い訓練などを行います。消火訓練を体験していなかった人が、実際の火災で初期消火に失敗し、負傷するケースも多くあります。これらの訓練などに積極的に参加して、一人一人が防火について考え、火災を出さない地域づくりを目指しましょう。
平成20年以降に発生した火災による死傷者数の状況です。亡くなった人の多くは、住宅での火災によるものです。
火災による死者数 | 住宅火災での死者数 | 火災による負傷者数 | 住宅火災での負傷者数 | |
---|---|---|---|---|
平成20年 | 6人 | 6人 | 11人 | 7人 |
平成21年 | 6人 | 3人 | 13人 | 5人 |
平成22年 | 9人 | 7人 | 12人 | 8人 |
平成23年 | 5人 | 3人 | 13人 | 11人 |
平成24年 | 2人 | 1人 | 9人 | 8人 |
住宅用火災警報器により火災を早期発見することで、被害を抑えることができ、中には火災に至らずに済んだ事例も多くあります。
設置効果があった事例の件数が年々増加しているのは、住宅用火災警報器設置の義務化に伴い、多くの住宅に住宅用火災警報器が設置されてきたためと考えられます。まだ住宅用火災警報器を設置していない場合は、自分自身や大切な家族を守り、隣近所に火災で迷惑を掛けないためにも、早急に設置しましょう。
設置効果があった事例件数
火災に至らなかった事例件数 | ぼや | 部分焼 | 半焼 | 全焼 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
平成20年 | 1件 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 | 1件 |
平成21年 | 1件 | 2件 | 0件 | 0件 | 0件 | 3件 |
平成22年 | 3件 | 1件 | 1件 | 0件 | 0件 | 5件 |
平成23年 | 2件 | 3件 | 1件 | 0件 | 0件 | 6件 |
平成24年 | 5件 | 1件 | 0件 | 1件 | 0件 | 7件 |
火災種別 | 件数 |
---|---|
建物火災 | 59件 |
建物火災のうち住宅火災 | 35件 |
林野火災 | 2件 |
車両火災 | 19件 |
その他の火災 | 46件 |
合計 | 127件 |
出火原因 | 全火災における件数 | 住宅火災における件数 |
---|---|---|
放火・放火の疑い | 21件 | 3件 |
たき火 | 12件 | 0件 |
たばこ | 10件 | 6件 |
火あそび | 5件 | 0件 |
配線器具 | 5件 | 3件 |
こんろ | 4件 | 4件 |
電気機器 | 3件 | 1件 |
不明・調査中、その他を除きます。
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