「広報津」第257号(音声読み上げ)シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政 ボリューム31 これまでの歩みとこれからの津市のまちづくり4

登録日:2016年9月1日

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特集 シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政 ボリューム31 地籍調査ってなあに? 土地の地図は正確なのかな?

土地の所有者や地番、地目および面積などは、一筆(1区画)ごとに登記簿に記載されています。ところが登記所備え付けの地図の約半分は古い時代のもので、境界や面積が不正確なため、土地取引やまちづくりに支障をきたすことがあります。津市は、精度の高い地図を作るために、地籍調査を加速化します。

シロモチくんとゴーちゃんの対話

ゴーちゃん ねえねえ、シロモチくん、地籍調査って初めて聞いたんだけど、なあに?

シロモチくん う~ん、ゴーちゃん、この三脚の上に器械がのっかっているものをのぞいている人を見かけたことある?

ゴーちゃん あるある!同じ格好をして離れたところに長~い物差しを持っている人もいるよね~。

シロモチくん この精密な器械は測量士さんが土地を測るときに使うものなんだ。地籍調査はこうやって土地の境界点を正確に測ることなんだよ。

ゴーちゃん へぇ~、どうしてそんなことしなくちゃいけないの?

シロモチくん ゴーちゃん、登記簿って知っているよね。それには、1区画ごとに誰の土地で、どのくらいの広さなのか書かれているんだけれど、その土地の場所を示した地図の全部が正確なわけじゃないんだ。

ゴーちゃん え~!知らなかったわ。びっくり!

シロモチくん 土地の地図の大半は明治時代の地租改正のときに作られたものなんだ。当時は土地の持ち主が自分たちで土地を測って役人が検査する方法をとったり、測量の技術も未熟だったりしたこともあって現状と一致しないことが多いんだ。だからきちんと調査と測量をやり直す地籍調査を進めているんだ。

ゴーちゃん じゃあ、津市はどのくらい地籍調査が済んでいるの?

シロモチくん 津市の進捗率は平成27年度末で約3パーセントだよ。三重県全体の平均9パーセントより低くて、県内で29市町中19番目なんだ。

ゴーちゃん 進んでいないとなにか困ることがあるの?

シロモチくん 自分の土地の境界がはっきりしないと、相続で土地を分けたり、土地を売買したりするときに境界の確認に時間がかかってトラブルのもとになるよね。まちづくりも思うように進まないし、地図が不正確なまま災害が発生して土地の目印までなくなってしまったりしたら復興事業の妨げにもなるんだよ。

ゴーちゃん 南海トラフ巨大地震の発生が心配されるけど、もしものときは大丈夫?

シロモチくん 津波被害が発生したときに備えて、津市では平成27年度から36年度までの10年間で、沿岸部の地籍調査を集中的に実施していくことにしたんだよ。津波の最大浸水深がおおむね2メートル以上と想定される区域のうち、国道23号より東の区域約2,600ヘクタールを重点整備区域に設定したんだ。

ゴーちゃん どうやって地籍調査を進めていくの?

シロモチくん 津市地籍調査事業計画をまとめて、沿岸部のどこの地区を、いつ、どんな方法で事業を実施していくのか決めたんだ。巨大地震はいつ起こるか予測できないから、地籍調査のあらゆるメニューを使って効率的に事業を進めていくつもりだよ。

ゴーちゃん いざというときに備えて、スピード感を持って事業を進めてくれたら安心ね。

シロモチくん どんどん地籍調査を進めるために、国も測量に必要な基準点を打ってくれるなど協力してくれているんだ。

ゴーちゃん 私たちにもなにか協力できることはあるの?

シロモチくん よく聞いてくれたね。地籍調査は土地所有者の皆さんの協力が欠かせないんだよ。土地の境界は、公図・測量図・登記簿などを参考にして、関係する全ての立会人が納得した上で決めていくんだ。その境界立会に欠席する人がいると、境界が決まらず、正確な地図を作ることができないんだ。測量に掛かる費用は市・県・国が負担するから、皆さんに費用は掛からないんだよ。だからぜひぜひ参加してほしいんだ。

ゴーちゃん みんなの協力があってこそのまちづくりなのね。災害被害も心配だし、私たちも地籍調査に協力しなきゃね。

この特集の問い合わせ

建設政策課 電話番号229-3196 ファクス229-3345

合併後10年間の時を経て、政策分野別に綴る、これまでの歩みとこれからの津市のまちづくり4(環境部編)

南北に延びる白砂青松の面影を伝える海岸や、緑あふれる山々など豊かな自然環境に恵まれている津市。

環境部では、平成20年3月に策定した環境基本計画に基づき、廃棄物の発生抑制・処理、地球温暖化防止対策、自然の保全など、さまざまな環境施策について、取り組みを進めています。

白銀環境清掃センターでは、3月の受け入れ終了後も引き続き埋め立て地の早期安定化対策を実施するとともに、太陽光発電設備用地として、有効活用を図ります。

また、4月に供用を開始したリサイクルセンターと最終処分場は、周辺環境への影響を最大限に配慮した施設で、既存のごみ処理施設同様に安全で安心な運転・維持管理に努めています。

これからも、市民の皆さん・事業者・環境団体などと協働し、環境に対する意識向上を図る取り組みを積極的に推進していきます。

ごみの年間排出量の推移

  • 平成18年度 125,891トン
  • 平成19年度 125,429トン
  • 平成20年度 113,905トン
  • 平成21年度 108,400トン
  • 平成22年度 103,709トン
  • 平成23年度 103,998トン
  • 平成24年度 105,682トン
  • 平成25年度 109,627トン
  • 平成26年度 110,220トン
  • 平成27年度 107,514トン

太陽光発電システム導入量の累計

  • 平成18年度 3,318キロワット
  • 平成19年度 3,892キロワット
  • 平成20年度 4,685キロワット
  • 平成21年度 5,595キロワット
  • 平成22年度 8,800キロワット
  • 平成23年度 13,400キロワット
  • 平成24年度 19,400キロワット
  • 平成25年度 53,500キロワット
  • 平成26年度 77,400キロワット
  • 平成27年度 167,500キロワット

10年間の歩み

平成18年

  • 津市環境基本条例を施行
  • 第1回環境フェアを開催
  • 津市新エネルギー利用設備設置費補助金の交付開始

平成19年

津市環境基本計画を策定

平成20年

  • 津市一般廃棄物処理基本計画を策定
  • くるりんペーパー事業の開始

平成21年

ごみの分別を市内で統一

平成22年

環境だより創刊

平成23年

  • 津市新エネルギー利用設備設置費補助金対象物件の拡大
  • 津市環境マネジメントシステム認証取得費補助金の交付開始

平成24年

つし自然ガイドブック完成・発刊

平成25年

  • グリーンのカーテン普及講座を開始
  • 津市リサイクルセンター・新最終処分場(第1期)の建設工事着工
  • 西部クリーンセンター長寿命化対策の開始
  • 河芸美化センターを閉鎖

平成26年

  • エコ・ステーションの拡充、小型電子機器の回収
  • 空家等管理台帳システムを構築

平成27年

  • 津市一般廃棄物最終処分場(第1期分)の竣工
  • 津市リサイクルセンターの竣工
  • 白銀環境清掃センターを閉鎖
  • 環境フェアを環境フェスタとしてリニューアル

見えてきた課題

  1. ごみ処理施設の安定的な稼働
  2. もっと便利で、負担の少ないごみの分別と排出方法
  3. 管理不十分な空き地・空き家の相談対応

市民の暮らしをもっとよくするために

  • 安全・安心な施設周辺環境の確保と計画的な修繕
  • ごみの排出における高齢者支援や粗大ごみ収集
  • 空き地・空き家の事前対策と継続的な対応

次回予告

広報津10月1日号では 健康福祉部をお届けします。

問い合わせ

環境政策課 電話番号229-3139 ファクス229-3354


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