8月24日、第10回国際地学オリンピック日本大会(主催:地学オリンピック日本委員会)に世界各国から集まった高校生たちが、実地試験会場として選ばれた美里地域を訪れました。
美里町三郷の柳谷地区にある県指定天然記念物「柳谷貝石山」や、美里町桂畑地区にある地層の露頭が顕著な「平岩」と呼ばれる場所が、共に実技試験(フィールドワーク)の会場として選ばれました。
この日は、桂畑地区に伝わる市指定無形民俗文化財「桂畑地蔵踊り」の開催日で、歓迎ムード一色となった桂畑地区の皆さんと地学オリンピックの試験を終えた高校生たちとの交流の場が持たれました。各国の高校生たちは、あでやかな踊りの装束やホラ貝で作られた笛などに興味津々な様子でした。
国際地学オリンピックとは
7つある科学オリンピック(数学、物理、化学、生物、地理、情報、地学)の中の1つで、地学の知識や思考力を競い合い、世界に仲間を作り、地球を楽しむことを目的として毎年開催されています。試験では地学に関する筆記試験と実技試験があり、成績の上位者に金メダル、銀メダル、銅メダルが授与されます。この第10回国際地学オリンピック日本大会には世界27の国・地域から112人の高校生が集まりました。日本からは4人が参加し、金メダル3、銀メダル1の素晴らしい成績を収めました。
世界中の高校生たちと国際地学オリンピックで交流!
津市美里町桂畑(桂畑文化センター)