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合併後10年間の時を経て、政策分野別に綴る、これまでの歩みとこれからの津市のまちづくり5(健康福祉部編)
平成28年度の健康福祉部における事業にかかる予算は、会計全体の2,664億円に対して1,091億円、約40パーセントを占めています。このような中、健康福祉部では、地域福祉社会の形成および健康づくり・地域医療の推進などのために、これまでさまざまな取り組みを行ってきました。
主な取り組みとして、子ども・子育て支援では、年度途中に発生する保育所等の待機児童対策として、私立保育所などへの補助を行い、平成18年度から平成28年度にかけて1,003人の定員を拡大しました。また、平成28年9月から中学生までの医療費を無料にしました。
超高齢社会という課題に対しては、平成18年度から平成27年度にかけて、市内10カ所に地域包括支援センターを整備し、高齢者の生活と福祉を総合的に支援してきました。また、合併後、介護施設サービスを必要とする人が適切に利用できるよう特別養護老人ホームなど13施設の整備に補助を行い、新たに669人分の定員を確保しました。
障がい者への支援としては、合併後、障がいを持っている人が地域で暮らすための基盤確保を図るため、障がい者グループホームの施設整備に対して補助を行い、19施設が整備されました。
これからも、市民や民間団体などと課題を共有して支え合い、誰もが安心して豊かな人生を過ごせる地域づくりを進めていきます。
10年間の歩み
平成18年
- 津市地域包括支援センターを設置(本庁・久居総合支所)
- 三重病院前に津市休日応急・夜間こども応急クリニックを移転開設
- 不妊治療費助成制度の開始
- 小学校就学前まで入院医療費助成対象を拡大
平成19年
津市夜間成人応急診療所を開設
平成20年
- 特定健診・特定保健指導の開始
- 精神障害者保健福祉手帳1級通院医療費助成の開始
- 小学校就学前まで通院医療費助成対象を拡大
- 認知症サポーター養成講座をスタート
平成21年
- 全保育園耐震補強の完了
- 生活・介護支援サポータ―養成講座をスタート
平成22年
- 国民健康保険料のコンビニ収納開始
- 小学生・中学生の入院医療費助成の開始
平成23年
- 津市要援護者対策地域見守りネット活動事業をスタート
- 津市救急・健康相談ダイヤル24をスタート
平成24年
- 小学生通院医療費助成の開始
- 津地域医療学講座を開設
平成25年
- まん中こども館オープン
- 津市地域福祉政策会議設置
- 生活支援ファイル はっぴぃのーと配布
平成26年
- ポルタひさいに久居保健センター移転開設
- 不育症治療費助成制度の開始
- 高齢者等の見守りに関する協定の締結
平成27年
- 児童発達支援センター つぅぽっぽオープン
- 津市認知症初期集中支援チーム設置
- 美杉地域伊勢地地区への巡回診療の実施
- げいのう わんぱーくオープン
見えてきた課題
- 安心して子育てのできる環境づくり
- 高齢者と家族の心穏やかな暮らしの確保
- 健康寿命を伸ばすための市民の主体的な取り組みの推進
市民の暮らしをもっとよくするために
- こども園の整備による幼児教育・保育の場の確保と子育て支援の充実
- 適切な時期に必要な医療・介護などが受けられる体制の構築
- 全ての年代における健康増進の機会の充実
次回予告
広報津11月1日号では 商工観光部編をお届けします。
問い合わせ
福祉政策課 電話番号229-3150 ファクス229-3334
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