「広報津」第270号(音声読み上げ)清少納言も愛した美肌の湯 榊原温泉であったまろ。固定資産の縦覧と課税明細の確認 歴史散歩

登録日:2017年3月16日

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清少納言も愛した 美肌の湯 榊原温泉であったまろ。

榊原町では、今年度に国の地方創生加速化交付金を活用して、温泉効果実証調査と、地元に残る市無形民俗文化財かんこ踊りの継承活動、歴史・自然などの観光資源を生かしたツーリズム開発を行ってきました。ここでは、実証調査によって明らかになった榊原温泉の驚くべき効能を紹介します。

日本で最も歴史ある温泉の一つ

かの清少納言が、枕草子で、湯はななくりの湯として讃え、有馬温泉・玉造温泉と並ぶ日本三名泉として古くから親しまれてきた榊原温泉。江戸時代には伊勢神宮への参拝旅行・お伊勢参りの道中の湯治場として大いににぎわい、400畳もの広さの宿泊施設で多くの宿泊客が体を癒しました。近代以降には新たな泉源が掘り当てられ、榊原川沿いに温泉施設が散在する温泉郷として発展。現在に至るまで、清少納言ゆかりの名湯として愛され続けています。

つるつる美肌になる理由を調査

無色透明な榊原温泉の湯は、湯上がりに肌がつるつるになることから美肌の湯として知られています。この入浴効果を医学的に実証するため、各温泉施設の泉質調査と、4泊5日プチ湯治や3カ月間週2回通いの総勢41人による入浴モニター調査が行われました。

驚くべき温泉効果を実証!

調査の結果、榊原温泉の泉質はアルカリ性で、皮脂を溶かして角質を柔らかくすること、そして老化の原因といわれる皮膚の酸化を還元し、老化スピードを緩やかにすることが実証されました。さらに、榊原温泉での入浴は活性酸素を減少させ、また、本来野菜などの食材から得られる抗酸化力が極めて高まることも分かりました。これは糖尿病や動脈硬化症などの生活習慣病の予防や、がんの発症率の低下につながることが確認されています。今回の調査で、まさに美肌の湯であるだけでなく、予防医学の湯であることも実証された榊原温泉。皆さんもお湯につかって、この効果をぜひ実感してください。

温泉浴の前後での、モニター参加者の測定値

数値は、3カ月間週2回通いモニター参加者の平均値です。

血圧が下がったり、血流が良くなった

血圧が、上が136、下が88だったのが、上が134、下が83になりました。

血圧の単位は、ミリメートルエイチジーです。

皮膚の酸化・老化が改善された

皮膚の酸化還元電位が、96ミリボルトから2ミリボルトになりました。

万病の元、活性酸素が減少

活性酸素代謝物量が、287ユニットカールから、273ユニットカールになりました。

疾病に打ち勝つ抗酸化力がアップ

抗酸化力が、2179.4マイクロモルパーリットルから、2479.9マイクロモルパーリットルになりました。

詳しいデータはホームページをご覧ください。
ホームページは、榊原温泉 温泉効果実証調査で検索してください。

参加者の声

  • 名古屋からの参加、温泉効果に期待してます!
  • 測定値が全部向上!頬の水分量増加も実感しました。

グローバル温泉医学研究所所長 医学博士・松田忠徳先生

松田先生は、温泉教授として全国の温泉を調査中!

松田先生のコメント
榊原温泉は類いまれな高品質の湯。週1回から月2回程度の定期的な入浴で、予防医学としての効果が期待できると思います。

温泉だけじゃない!榊原めぐり

のどかな里山の風景の中に榊原の見どころがいっぱい。ぜひ足を運んで、その隠れた一面に出会ってください。

長命水

この水に一晩浸した榊の枝を、伊勢神宮に献上したと言い伝えられている

こいこづち

射山神社内の小槌に触れると良縁に恵まれるという人気の恋のパワースポット

青山高原の風車群

標高800メートルの青山高原。その尾根に連なる白い風車が山々に映える

古代米

赤い稲穂が美しい榊原名産品。古代米ロールケーキは全国菓子大博覧会で金賞に

かんこ踊り

地域ごとに継承され、市の無形民俗文化財にも指定されている

田んぼアート

毎年絵が変わる巨大アートは必見!誰でも田植えに飛び入り参加できる

榊原温泉さくら祭り

榊原の空に鯉のぼりが泳ぐさくら祭り。今年は4月8日土曜日開催

蛍火

歴史ある射山神社の境内を蛍とイルミネーションが彩る

収穫祭

紅葉した山々をバックにカカシがお出迎え。地元特産品と温泉コーヒーは絶品

問い合わせ

久居総合支所地域振興課 電話番号255-8846 ファクス255-0960

固定資産の縦覧と課税明細の確認

固定資産税・都市計画税納税通知書の発送

平成29年度の固定資産税・都市計画税納税通知書を4月3日月曜日に発送します。それぞれの納付期限までに最寄りの金融機関などから納めてください。

納期限

  • 第1期 5月1日月曜日
  • 第2期 7月31日月曜日
  • 第3期 12月25日月曜日
  • 第4期 来年2月28日水曜日

課税明細の確認を

固定資産税・都市計画税が課税されている土地・家屋の所在地や価格などの課税の内容を記載した課税明細書を納税通知書に添付していますので、ご確認ください。所有資産が多い場合は別途送付します。

土地・家屋価格等縦覧帳簿の縦覧

固定資産の価格などを記載した帳簿の縦覧により、自己の所有する土地・家屋と他の土地・家屋との比較ができます。

縦覧期間

4月3日月曜日から5月31日水曜日まで

ところ

市本庁舎2階資産税課、市久居庁舎3階資産税課久居分室、各総合支所市民福祉課(久居総合支所を除く)
資産税課・資産税課久居分室では、全市域分の縦覧帳簿を縦覧できますが、市民福祉課では各総合支所管内分に限ります。

手数料

 無料

閲覧できる人と閲覧内容

土地価格等縦覧帳簿
  • 縦覧できる人 市内の土地の固定資産税納税者
  • 縦覧できる内容 市内で課税対象になっている土地の所在、地番、地目、地積、価格
家屋価格等縦覧帳簿
  • 縦覧できる人 市内の家屋の固定資産税納税者
  • 縦覧できる内容 市内で課税対象になっている家屋の所在、家屋番号、種類、構造、床面積、価格

縦覧帳簿のコピーはできません。土地・家屋の所有者名や税額などは、縦覧の対象には含まれません。

固定資産課税台帳の写しの交付

ところ

市本庁舎2階税務総合窓口、市久居庁舎3階資産税課久居分室、各総合支所市民福祉課(久居総合支所を除く)
評価額や税額など、課税内容についての説明を希望する人は、資産税課・資産税課久居分室までお越しください。

申請できる人

納税義務者
同一世帯の親族、相続人、委任を受けた人なども含む

手数料

200円
縦覧期間中は現年度分に限り無料です。

郵送による請求

任意の用紙に、固定資産課税台帳(写し)請求と明記し、以下の必要事項を記入して資産税課へ
郵便番号514-8611 住所不要

必要事項

申請人の住所・氏名(押印)・電話番号、納税義務者の住所・氏名、申請人との続柄

同封するもの

返信用切手(140円)、運転免許証や個人番号カードなど申請人の確認ができる資料の写し(申請人が納税義務者の相続人である場合は被相続人の死亡および相続関係が分かる戸籍謄本、委任を受けた場合は委任状が必要)

詳しくは資産税課へお問い合わせください。

固定資産税・都市計画税について不服がある場合

固定資産税・都市計画税の賦課決定に不服がある場合は、4月3日月曜日に発送する納税通知書の交付を受けた日後3カ月以内の間、文書をもって津市長に審査請求ができます。詳しくは、資産税課へお問い合わせください。

また、固定資産課税台帳に登録された価格について不服がある場合は、4月3日月曜日に発送する納税通知書の交付を受けた日後3カ月以内の間、文書をもって固定資産評価審査委員会に審査の申し出ができます。ただし、平成29年度は基準年度(3年に1度、評価替えを行う年度)ではないため、土地の地目変換、家屋の新築・増改築などにより価格に修正があったものに限ります。詳しくは、法務室へお問い合わせください。電話番号229-3116

申請や問い合わせには申請者の本人確認が必要です

納税通知書の記載内容などのお問い合わせや、各種証明を申請するときには本人確認を行いますので、運転免許証や個人番号カード、納税通知書など、申請者本人であることを確認できるものを窓口に持参してください。なお納税義務者本人以外に同一世帯の親族、相続人、委任を受けた人なども申請が可能ですが、相続人の場合は被相続人の死亡および相続関係がわかる戸籍謄本、委任を受けた人の場合は委任状が必要になります。電話でのお問い合わせの場合は、必ず納税通知書と課税明細書を用意してください。

問い合わせ

資産税課

  • 土地に関しては、電話番号229-3131
    家屋に関しては、電話番号229-3132
  • ファクスはいずれも、229-3331

久居分室は、電話番号255-8826 

歴史散歩 第130回

ひかわの石仏群

津市の最西部美杉町太郎生を縦断する国道368号を名張市方面に向かうと、はがいとバス停があります。そのすぐ先にあるひかわ石仏群の案内板に従い、名張川の支流ひかわ川沿いに市道を1.6キロメートルほど進むと共同墓地が見えてきます。その一角に県指定有形文化財ひかわ石仏群つけたりしゅじひ ほかがあります。

墓地の階段を上ると奥に石仏群の中心となる、像高約70センチメートルの阿弥陀如来坐像が見えてきます。優しいまなざしと足の柔らかな表現が特徴的なこの阿弥陀如来坐像は、国津神社(美杉町太郎生)境内にある国指定重要文化財十三重塔の四方仏を大きくしたような形で、後背を舟形に彫りくぼめ、像は半肉彫りで、蓮花座は線刻です。周囲には不動明王、こんがら・せいたか童子の種子碑(仏を梵字で表したもの)や阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来、地蔵菩薩などの像が並び、平家六代君(平維盛の子)の墓の伝承がある五輪塔もあります。

石材はいずれも地元で産出される大洞石と呼ばれる溶結凝灰岩で、銘文などはありませんが、その作風から鎌倉時代後期から南北朝時代のものとされています。かつては、これらの後方に延慶3年(西暦1310年)の銘文がある碑があったようですが、明治時代に運び出されたまま行方が分からなくなっています。ひかわには平家六代君が隠棲したという伝説があり、平家の残党が供養のために碑などを建てたのではないかといわれています。

川の対岸にはひかわ不動院や市指定有形文化財の種子碑、石仏などもあり、石造物が比較的まとまって見られる地域です。

春めいて暖かくなってきたこの時期、山深い ひかわの地を訪ねてみてはいかがでしょうか。


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