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合併後10年間の時を経て、政策分野別に綴る これまでの歩みとこれからの津市のまちづくり12(消防本部編)
消防本部は、平成18年の市町村合併により新・津市消防本部として発足し、現在、1本部4消防署8分署1分遣所の体制で、県内一の面積を有する県都津市を守っています。
合併後10年間は、消防車両・資機材の更新整備、消防庁舎の移転・新築などのハード整備と、職員の知識・技術の向上を図るソフト整備を行い、消防力の強化に努めてきました。特に年々増加する救急事案については、高規格救急自動車の更新や、12誘導心電図伝送システムの整備、救急救命士の計画的育成のほか、医療機関との連携を強めるなど、救急体制を整備してきました。また、地域防災の要となる消防団組織の活性化にも力を入れ、消防団車両・施設の整備と消防団員の災害対応力の向上、消防団員の加入促進など消防団組織全体の充実・強化を図りました。さらに、南海トラフ地震などの大規模な自然災害に備えた耐震性防火水槽の整備も進めています。
これからも、津市消防本部は火災・救急・救助に加え、大規模災害等から市民の生命・身体・財産を守るため、24時間・365日、安全・安心の確保に努めていきます。
10年の歩み
平成18年
- 新・津市消防本部誕生(旧津市消防本部と久居地区広域消防組合を統合)
平成19年
- 消防本部指揮隊の運用開始
- 12誘導心電図伝送システムを導入
平成20年
- 住宅用火災警報器を義務付け
- 消防車9台を更新
- 津市消防力整備計画を策定
平成21年
- 消防車12台を更新
- 総務省消防庁への職員派遣を開始
平成22年
- 津市消防団一団化
- 東日本大震災の被災地(千葉県・宮城県)へ緊急消防援助隊として11隊を派遣
- 化学消防車を含む消防車5台を更新
平成23年
- 消防車14台を更新
- 美里分署の運用開始 (美里分遣所と榊原分遣所を統合)
平成24年
- 救助工作車を含む消防車10台を更新
- 病院照会回数の減少に向けて救急体制を強化
平成25年
- 高度救助隊の発足
- 12誘導心電図伝送システムの整備が完了
- 津市消防団学生機能別団員制度を創設
- 30メートル級はしご車を含む消防車7台を更新
- 第二次津市消防力整備計画を策定
平成26年
- 救急救命士の処置拡大運用を開始
- 消防車27台を更新
- 実働人員確保のための定数外職員制度を導入
平成27年
- 高機能消防指令センターの運用開始
- 津市消防音楽隊創立40周年
- 一志分署を新築移転
写真の説明
- 一団化した津市消防団員
- 救急救命士による処置範囲の拡大により、救命率が向上
- 高機能消防指令センターの整備により現場への到着時間が短縮
見えてきた課題
- 消防施設・設備の老朽化
- なくならない住宅火災と増加する救急事案
- 消防団活動の環境整備
市民の暮らしをもっとよくするために
- 老朽化した消防施設の整備
- 火災予防体制の強化と救急体制の充実
- 消防団施設・装備の充実
次回予約
広報津6月1日号では、教育委員会事務局編をお届けします。
問い合わせ
消防総務課 電話番号254-0353 ファクス256-7755
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