麻しん(はしか)について

登録日:2025年4月3日

令和7年4月3日、三重県より津市における麻しん(はしか)患者発生の報告がありました。

患者が他人に感染させるおそれがある期間に、不特定多数の方と接触するような公共交通機関及び施設等の利用はありません。

現在、発生している麻しん(はしか)については、三重県ホームページに最新の情報が掲載されています。
麻しん(はしか)患者の発生について(外部リンク)
「麻しん(はしか)」の感染事例が報告されています!
 

麻しんの感染経路、感染可能期間について

感染経路としては、飛沫感染及び接触感染のほかに、空気感染することが知られており、感染力は非常に強いと言われています。

麻しんに対する免疫を持っていない人が、麻しんに感染している人に接するとほぼ100パーセント感染するといわれています。

周囲への感染力がある感染可能期間は「発症日1日前から解熱後3日を経過するまで」とされています。 
 

医療機関を受診するときの注意

麻しんを疑うような症状が現れた場合は、必ず、事前に医療機関へ連絡し、麻しんの疑いがあることを伝え以降は
医療機関の指示に従ってください。
医療機関への移動の際は、公共交通機関の利用を控えてください。
 

効果的な予防方法

空気感染するため、手洗い・マスクのみでは予防できず、予防接種が最も効果的な予防方法です。

定期接種対象者は早めの接種をご検討ください。
また、定期接種の対象外の人も麻しんの罹患や予防接種歴が明らかでない場合は、予防接種を検討しましょう。


高熱、発疹、せき、鼻水、目の充血などの麻しんのような症状がある場合や、麻しんの疑いがある人との接触があった場合には、感染を広げないためにも、公共交通機関の使用を控え、必ず、事前に医療機関へ連絡し、医療機関の指示に従って受診しましょう。

 

麻しんの症状

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされ、ヒトからヒトへ感染する病気です。
感染しても発症しない不顕性感染はなく、すべて発症します。

典型的には、約10日から12日間の潜伏期間の後、38度程度の発熱や風邪の症状が2日から4日続き、
その後39度以上の高熱とともに発疹が出現します。

主な症状は、発熱・発疹の他、咽頭痛、せき、鼻水、目の充血(目やにが多く出る)などです。

肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、
特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。
 

 麻しん予防接種について

予防接種法に基づく定期接種対象者【無料】

定期接種における麻しん予防接種では、一般的に「麻しん・風しん(MR)混合ワクチン」を使用します。

定期接種の対象者で接種がまだのお子さんは、早めに受けるようにしましょう。

 

第1期

1歳以上2歳未満

 

第2期

5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間にある人(幼稚園等の年長児)

 

 

注:新型コロナウイルス感染症の流行のため、定期接種の対象期間に接種ができず延期されていた人も、定期接種の対象となる場合があります。 

詳しくは、健康づくり課(電話:059-229-3310)へお問い合わせください。 

 

 

参考

厚生労働省/麻しんについて(外部リンク)

厚生労働省/感染症・予防接種相談窓口(外部リンク)

三重県感染症情報センター(外部リンク)

三重県/麻しん(はしか)患者の発生について(外部リンク)

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電話番号:059-229-3310