小学校や中学校、公民館、総合支所、保健センターなど市の公共施設には、AED(自動体外式除細動器)が設置されていますが、これまでは施設内に設置されており、施設が施錠されている夜間や休日にAEDを使用することはできませんでした。
地域懇談会や地域住民から「小学校などにはAEDが設置されているが、夜間や休日には鍵がかかっているので、万一の際に利用することができない。24時間利用が可能なAEDを設置してほしい」との声がありました。
・過去の屋内設置の例
市本庁舎 | 中央保健センター | 市教育委員会庁舎 |
地域懇談会や地域住民からの声を受け、万一の事態の備えとして、まずは小学校、中学校および義務教育学校のAEDを屋外に移設することを決定し、平成30年6月には白山地域の小中学校6校のAEDを屋外に移設しました。令和元年9月に残り63校のAEDを屋外に移設することにより、市内全ての小学校、中学校および義務教育学校のAEDが屋外に移設されました。
家城小学校 | 川口小学校 | 大三小学校 |
倭小学校 | 八ツ山小学校 | 白山中学校 |
津市では、小学校、中学校および義務教育学校だけではなく、現在、市公共施設内に設置しているAEDをリース契約の更新などに合わせ、屋内から屋外に順次移設し、令和5年度までにAEDが24時間使用できる施設環境を整えていく方針を決定しました。
結果、令和4年度末時点で、227台の屋外設置が完了しました。
今後も、地域住民の「いざ」という時にAEDが使用できるよう、市公共施設におけるAEDの屋外移設化の取り組みを継続してまいります。