令和5年10月28日、津市役所 8階 大会議室A・Bで第4回津市こども景観絵画コンクール表彰式を行いました。
表彰式では、出席された受賞者全員に表彰状と記念品の授与を行いました。
表彰式のあとは、第4回津市こども景観絵画コンクール審査委員長である岡田 博明氏(津市景観アドバイザー、三重大学教育学部美術教育教授)より「津市の景観」について講演をいただきました。
今後もこのような活動を継続し、さらなる景観啓発を行っていきたいと思います。
第4回津市こども景観絵画コンクール【低学年の部】受賞作品一覧(PDF/1MB)
第4回津市こども景観絵画コンクール【中学年の部】受賞作品一覧(PDF/1MB)
第4回津市こども景観絵画コンクール【高学年の部】受賞作品一覧(PDF/1MB)
注:受賞作品の画像については無断転載を禁じます。
低学年の部 |
中学年の部 | 高学年の部 |
三重大学教育学部附属小学校 2年 髙倉 琉世さん |
三重大学教育学部附属小学校 3年 中西 悠菜さん |
三重大学教育学部附属小学校 5年 後藤 梨歩さん |
作品名 「雲出川を渡る名松線」 場所:白山町家城 |
作品名 「アサギマダラが舞い降りる場所」 場所:一志町波瀬 |
作品名 「名松線 緑に囲まれた鉄橋」 場所:美杉 |
【講評】 手前の列車、川沿いの砂利や小鳥など、興味のあるものがとてもよく観察されています。それに水辺と野辺の構図の取り方が素晴らしく、青い水辺と緑の野辺の間には赤茶色の土色と赤い家々を持ってくるなど配色のバランスも優れていると思います。 一見子供らしい好きなものが描かれた「絵」ですが、よく見ると色々なバランスが絶妙にとれています。本当に良い絵です。 その上で、この絵は人と自然がとてもよく共存している風景となっており、今回のテーマである「景観」を存分に表現していただいている作品になっていると感じます。 |
【講評】 「旅する蝶」で有名なアサギマダラとその生息地を描いた力作です。フジバカマの群生とその中で蝶が美しく舞っている景色が描かれています。蝶も花もよくその特徴を掴んで描かれており、作者の観察力の良さが窺われます。 花畑と山々のバランスも良く、奥行きと広がりをうまく表現しています。この構図のバランスは作者の持ちうる力だと思いますが、その上で丁寧な描き込みもなされ、作品を上質の絵画にしています。奥にある電線なども省略せずに描かれ、中心にいる人物との対比やそこに集中していくフェンスのラインなどによって良く奥行きが表現されています。 私もこの場所に行ってみたくなる、そんな絵です。 |
【講評】 この作品は、よくこの場所を切り取ったなあ、と思わせる構図の妙です。 左手前の草や木々の葉が丁寧に描き込まれ、作者のこの場所に対する思い入れのようなものを感じて取ることができます。 高学年だけあって、それぞれモチーフの表現や空間の出し方が上手いですが、森が本当に色々な緑で描かれており、色彩的に作者の豊かな感性を感じられます。 この作品も自然と人の営みが合わさった景観の美しさを表していて、本コンクールのテーマに沿った非常に良い作品だと思われます。 |
低学年の部
中学年の部
高学年の部
テーマ:「津市の景観について」
講 師:岡田 博明氏
⑴ 展示期間:令和5年11月2日(木曜日)から11月8日(水曜日)まで
展示場所:イオンモール津南(津市高茶屋小森町145番地)2階、3階通路
⑵ 展示期間:令和5年11月23日(木曜日)から11月30日(木曜日)まで
展示場所:津松菱(津市東丸之内4番10号)5階、6階特設会場