登録日:2020年1月16日
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津市街地から国道23号を南に進み、垂水南交差点で旧伊勢街道を横切ると、右手に藤水小学校が見えてきます。
藤水小学校のある藤方は、かつて藤潟と記されていたことからも分かるように、一部分が海であったようです。平安時代に藤方を通った貴族が書いた春記という日記には、その景色は大変優美で言葉で言い尽くせるものではないと記されています。また、中世には安濃津と呼ばれる湊であったとも、干潟が広がっていたともいわれています。
その後付近は次第に水田に変わっていきます。特に江戸時代には新田開発によって、水田が増えて米の収穫量も増加しました。その開発の功労者として知られている たかもりとうだゆうの石碑が藤水小学校の敷地内にあります。
石碑は高さ40センチメートルほどの自然石で少し前に傾いています。石碑に刻まれた文字は細く摩滅していて今はほとんど読めませんが、以前の調査で正面に たかもりとうだゆう碑、向かって右側に文字を書いた人の名前と思われる杲(堂)、左側に昭和二十八年と刻まれていたことが分かっています。
津藩の役人であった とうだゆうは、代官役や南勢奉行を務め、のちに郡奉行となった人物です。雲出川北岸や相川の河口一帯の干拓を三代目藩主藤堂高久に進言した とうだゆうは元禄5年(1692年)にその大工事に取り掛かりました。
翌年に工事が完了すると、雲出本郷や長常集落の北側に約114町歩(約113万平方メートル)もの新たな水田が造られ、長浜新田と名付けられました。その後、相川の北岸に米津堤防を築き、藤方にも約20町歩(約20万平方メートル)の新田を完成させたといわれています。
昭和28年に藤水小学校の児童が行った郷土研究の結果をまとめた開けゆく郷土では、雲出川流域のみならず安濃川流域の南河路の堤防見守り役なども務めた とうだゆうを、津市の治水の恩人として紹介しています。また、当時の児童会で とうだゆうの顕彰活動を行う機運が盛り上がっていたことも記されています。
石碑はその機運の盛り上がりの中で設置されたものでしょう。小さな石碑は、今も校庭の片隅から東の堤防の方を向いてひっそりと佇んでいます。
累計は2019年の数です。
12月1日現在
高校、大学などにかかる費用が対象の公的な融資制度です。子ども1人につき350万円以内を固定金利(年1.66パーセント、令和元年12月2日時点)で利用でき、在学期間中は利息のみの返済とすることができます。
教育ローンコールセンター 電話番号0570-008656
ホームページは、国の教育ローン で検索してください。
1月23日木曜日10時30分から11時30分まで 荒天中止
メッセウイング・みえ駐車場
警察本部長の部隊視閲、警察官や警察車両の分列行進、パトカー等の展示など
同警察本部警務課 電話番号222-0110
2月7日金曜日13時30分から15時30分まで
津リージョンプラザ3階生活文化情報センター(展示室)
市内企業の合同企業説明会
おおむね55歳未満の人
2月13日木曜日13時から16時30分まで
ハローワーク津2階会議室(島崎町)
ビジネスマナー、電話対応、報告・連絡・相談についてのセミナー
35歳未満の求職者、新規卒業予定者(内定者を含む)
ハローワーク津 電話番号228-9161
1月25日土曜日13時30分から15時まで
津リージョンプラザ2階視聴覚室
三重大学医学部附属病院漢方外来助教の村光幸さんによる講演。タイトルは、漢方・東洋医学の知恵を、上手に生かした健康ライフ です。
津文化協会担当 電話番号090-1236-1144
2月3日月曜日13時から、14時30分から、16時から
津観音寺境内(大門)
津観音寺 電話番号225-4013
2月9日日曜日
津リージョンプラザ3階生活文化情報センター(展示室)
3歳以上
午前・午後の部通して500円
三重県人形劇協会担当 電話番号090-7864-8736
2月18日火曜日 10時から14時まで
大門大通り商店街
同商店街振興組合 電話番号223-0090
出店者随時募集中
2月18日火曜日 10時から15時まで
津観音寺境内(大門)
同マルシェ実行委員会担当 電話番号090-6617-1881
出店者随時募集中
2月22日土曜日から24日月曜日・休日10時から16時まで 雨天決行
メッセウイング・みえ
飲食、クラフト、雑貨、観光PRブースなど
クラフト&雑貨マルシェ実行委員会事務局 電話番号271-6666
アスト津3階
不登校で悩んでいる保護者を中心とした集まり 誰でも参加できます
200円
同会担当 電話番号090-4185-1514
2月23日日曜日・祝日9時から12時30分まで 受け付けは8時30分から
安濃中央総合公園内体育館
ミニバレーボール大会やカローリング、ミニビリヤードなどの体験
200円
2月14日金曜日までに所定の申込用紙に必要事項を記入し、直接窓口または電話で、あのうスポーツクラブ 安濃中央総合公園内体育館内 電話番号268-0101
子育て中の母親がゆっくりとお茶を飲みながら日頃思っていることをなんでも話せる集まりです。臨床心理士がサポートします。
2月18日火曜日10時から12時まで
高田短期大学(一身田豊野)
子育て中の母親(1人目の子どもが未就学児であること)
先着10人
500円(軽食代を含む)
託児あり(無料)
1月23日木曜日から同短期大学総務課へ 電話番号232-2310
土曜日・日曜日、祝日を除く
4月19日日曜日に久居体育館で開催する津市健康体操大会2020で一緒に発表しませんか。
小学4年生以下は保護者同伴
久居体育館
2,000円(練習会で支払い)
2月22日土曜日までにファクスで、住所、氏名、年齢、性別、電話番号、津市健康体操大会への参加歴の有無を津市健康体操連絡協議会へ ファクス232-4886
同協議会担当 電話番号070-4405-5821
2月7日金曜日10時から12時30分まで
津友の家(半田)
鶏ハム、豆・魚料理ほか
先着16人
1,800円(材料費を含む)
託児あり(子ども1人200円)
1月22日水曜日から2月6日木曜日までに電話またはEメールで津友の会担当へ 電話番号080-1562-2304 Eメールtsutomonokai@gmail.com
いずれも水曜日13時から15時まで
市内に在住の60歳以上で臨時・短期・簡易な仕事を探している人
同センターへ 電話番号224-4123
2月14日金曜日10時から11時30分まで
津センターパレス3階津市社会福祉協議会会議室1
小物作りで認知症予防
市内に在住の65歳以上
先着30人
1月31日金曜日9時から同協議会津支部へ 電話番号213-7111
2月20日木曜日14時から16時まで
三重県医師会館(桜橋二丁目)
医師による高齢者と体重についての講演、健康体操など
同医師会事務局へ 電話番号228-3822
2月13日木曜日14時から15時まで
久居公民館
つつじの里施設長の莊司邦夫さんによる講演。タイトルは、おとなの難聴、耳鳴、めまい です。
久居一志地区医師会へ 電話番号255-3155
1月27日月曜日10時から12時まで 13時から15時まで
市 本庁舎3階相談室
市内に在住の人(新規優先)
抽選8人(1人30分以内)
1月22日水曜日17時までに男女共同参画室へ 電話番号229-3103
2月8日土曜日13時から17時まで
サン・ワーク津
税金や確定申告についての相談
2月6日木曜日までに暮らしほっとステーション津へ
予約優先、当日受け付けも可(16時30分まで)
1月30日木曜日10時から12時 13時から16時まで
受け付けは9時45分から15時30分まで
市 本庁舎8階大会議室A
弁護士、税理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、社会保険労務士、行政相談委員(市政相談員)、消費生活相談員などによる相談
弁護士による相談(1人30分以内、定員先着20人)は予約が必要
1月22日水曜日8時30分から地域連携課へ 電話番号229-3105
行政相談委員(市政相談委員)が、国や市などの行政に関する意見等を受け付けます。
三重行政監視行政相談センター 電話番号227-6661
いじめ、虐待、プライバシー侵害、近隣関係など
津人権擁護委員協議会津地区委員会 電話番号228-4193
毎週月曜日から金曜日8時30分から17時15分まで(祝日・休日、年末年始を除く)
津地方法務局人権擁護課(丸之内)
同課 電話番号228-4193
祝日・休日、年末年始を除く
夫婦・親子の関係、生き方の問題など
市内に在住の人
上記以外の時間は男女共同参画室 電話番号229-3103
県指定伝統工芸品茄子団扇の技巧を現代に受け継いだのは、創業明治24年・賀来商店の4代目隆さんと、県外から嫁いだ智子さん。家も職場も同じで、なんだかんだ24時間一緒に過ごしているというおしどり夫婦。
江戸時代後期、津藩士が考案した茄子団扇。みやこうちわの風情と、はりうちわの丈夫さを兼ね備え、柄を茄子のヘタに見立てたその名から、成すに通じる縁起物として将軍家へも献上されていた。しかし昭和40年代、その製作技法は後継者と共に途絶えた。
昭和50年代になり、茄子団扇を再び津の名産品にという声に応えたのが、市内で商店を営んでいた賀来信一さんと、その次男・隆さんだった。店に残っていた団扇を分解し、一から製造行程と道具の設計図を描いた。希少な材料を求め各地を訪れ、10年かけてついに再興を遂げた。信一さんの他界後は、隆さんの妻・智子さんが、病床の義父から受けた手ほどきと、隆さんの長年培った研究の成果を頼りに、日本唯一の技巧を継承した。
伝統に縛られず、思うままに作っていますと話す智子さんは、歳月の中で、茄子団扇に伊勢和紙を貼り、柄には伊賀くみひもをあしらった。まさにさんじゅうの美しさが施された独創的な団扇は、かつてのものよりも細身で、女性の作り手ならではの優美さが表れている。伝統だからと続けるのではなく、改良を重ねて続くことに、意義があると思いますと、隆さん。復活を遂げた津の伝統工芸品は、形を変えながら未来へと続いていく。