「広報津」第343号(音声読み上げ)教育方針から 子どもたちの幸せな将来を見据え教育施策を進めます

登録日:2020年4月1日

このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。


6ページ目から7ページ目まで

教育方針から 子どもたちの幸せな将来を見据え教育施策を進めます

学校現場や保護者の皆さんの声を踏まえ、令和2年1月に新たな教育大綱が策定されました。新たな教育大綱では、教員が子どもたちと向き合う時間の確保、組織体制の構築による信頼される学校づくり、未来へとつながる教育・子育て環境の整備という3つの着眼点が示されています。今年度はこの新たな教育大綱と津市教育振興ビジョンに基づき、教育施策を進めていきます。
ホームページは、津市 教育方針で検索してください。

学校教育の充実

新学習指導要領への対応など教育内容の充実

  • デジタル教材等を効果的に活用した取り組みや津市英語教育カリキュラムを踏まえた授業づくりなど、特定のテーマに特化した研究プロジェクトに取り組みます。モデル校から発信される先進的な取り組みや公開授業などを通じて、津市全体に成果等を浸透させます。
  • 各学校への指導主事訪問をより一層充実させ、各学校のニーズに応じた指導・助言を行います。校内研修担当者や指導教諭など、授業改善の中心的な役割を果たすミドルリーダーを育成し、全ての教員の授業力向上を図り、分かる授業の実現に向けた取り組みを進めます。
  • 情報活用能力を学習の基盤となる資質・能力と位置付けて、その育成を図るため、学校のICT環境を整備し、それらを活用した学習活動の充実を図ります。
  • 津市版特別支援教育ハンドブックを活用し、特別な支援が必要な子どもたちへの指導方法などについて共通理解を図るとともに、通級指導教室のより一層充実した運用につなげます。特別支援教育を中心となって推進していく人材を育成するための連続講座の実施、特別支援教育支援員や学校サポーター等の効果的な活用、特別支援教育支援員・幼児ことばの教室指導者の増員などにより特別な配慮や支援が必要な子どもたちへのきめ細かな対応を進めます。
  • 初期日本語教室 きずな と 移動きずな の充実を図るとともに、外国につながる子どもの教育支援プロジェクト事業を進めます。人権教育カリキュラムに基づいた人権教育に取り組み、子どもたち一人一人の人権意識を高め、全ての子どもたちが安心して過ごせる学校づくりを進めます。
  • いじめの問題や不登校については、各種研修会や関係機関等との連携による事例検討会の開催など、課題の改善に向けた取り組みを進めます。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの多様な職種と連携を図り、チーム学校としての対応を強化します。

教職員の人材育成、教員が子どもたちと向き合う時間の確保

  • 管理職のマネジメント力や教員一人一人の指導力および対応力の向上のため、研修会や指導主事の学校訪問、学校運営相談員による支援などあらゆる機会において、その内容を充実させることにより、教職員の力量向上に努めます。
  • 教員支援員を1人増員して計8人とし、各支援員が2校勤務の体制にすることで配置校の拡大を図り、スクール・サポート・スタッフや部活動指導員のさらなる増員配置を県に要望します。
  • 三重弁護士会との連携により得た成果を受けて、成功事例などを各学校の取り組みに生かします。教員と弁護士が連携して、新たに子どもや保護者を対象とした授業や講座を実施し、事案の未然防止や早期解決を図ります。

幼児教育の継承・発展

  • 市立幼稚園の園児数は減少が顕著であり、園運営の継続が難しいと判断される場合には各地域の実情を十分に踏まえた上で、認定こども園への再編や休園・閉園に向けた取り組みを行います。
  • 引き続き公的な幼児教育の機能を果たしていく施設については、必要な施設改修などの環境整備を進め、施設利用に対する保護者ニーズを踏まえた提供環境や体制について検討を行います。
  • 津市幼児教育・保育カリキュラムを有効活用しながら、質の高い幼児教育を展開し、幼児教育の継承・発展に努めます。

安全安心でより快適な教育環境の整備

  • 平成23年度から取り組んできた学校施設の大規模改造事業については、西が丘小学校、久居中学校の2校の改修工事で完了します。
  • スピード感を持って老朽化した校舎棟の長寿命化を図るため、第2期津市学校施設長寿命化計画を策定し、安濃小学校、修成小学校、朝陽中学校の設計業務に着手します。
  • 桃園小学校では、プレハブ教室解消などの課題解決を図るため、バリアフリー対応も併せた増築工事を進めます。
  • 藤水小学校と雲出小学校間、戸木小学校と桃園小学校間で給食提供の共同化を開始するため、雲出小学校および桃園小学校の配膳室を整備します。

児童の放課後等の安全安心な居場所づくり

  • 椋本地区放課後児童クラブの2つ目の施設を芸濃保育園跡地に整備し、学校法人が豊が丘地区に新たに設置するクラブの建設に係る補助を行います。
  • 成美放課後児童クラブおよび栗葉放課後児童クラブについて、それぞれ2つ目の施設を整備するための実施設計を行います。
  • 放課後児童クラブに対する運営補助金を増額し、放課後児童クラブの職員確保の取り組みを進め、さらなる運営支援を行います。

公民館の整備と機能向上

  • 橋南公民館の移転に伴う旧修成幼稚園舎改修工事を進めるほか、施設の老朽化に伴った修繕等による適正な維持管理に努めるなど、学びやすい環境づくりを進めます。
  • ボランティア養成などの講座をはじめ、地域の人材育成を目的とした講座や、幅広い世代に対応した講座の充実を図り、公民館の受講生等の仲間づくりを支援するなど、地域の人をつなぐ地域活動の拠点としての機能を推進します。

図書館の利用促進

  • 読書から遠ざかりやすい時期である中高生が興味や関心を持つような資料の提供や参加型イベントを実施し、地域や学校と連携しながら読書活動を推進します。
  • 久居ふるさと文学館の利用者用駐車場については、三重中央農業協同組合営農センター久居の用地の取得について引き続き協議を進めます。

文化財の保存・活用

  • 久居ふるさと文学館の展示ギャラリーを利用して、久居誕生350年事業と連携しながら、久居城下町遺跡など久居地域の歴史をより身近に感じられる資料を中心として、津市の主要な歴史資料に関する展示を行い、市民に分かりやすく郷土の歴史について学ぶ機会を提供します。
  • 新たな新町会館においては谷川ことすがや新町地区に関する資料の展示、白山公民館内においては白山地域の郷土資料の展示を行い、ボランティアガイド会との連携を通じて、津市の魅力ある歴史・文化を発信します。

問い合わせ

教育総務課 電話番号229-3292 ファクス229-3332


前のページへ

次のページへ

第343号の目次へ

このページに対するアンケートにお答えください

このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?

このページに関するお問い合わせ先

政策財務部 広報課
電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339