令和5年10月に津市内の飲食店でダクト内に付着した油に着火し延焼する火災が発生しました。
全国的にも同様の火災が多数報告されています。日頃から下記事項に注意し、火災予防に努めましょう。
ダクト内などの清掃・点検を定期的に実施する
グリスフィルターやダクトは定期的に清掃・点検してください。油や汚れが付着していると、大きな火災に発展する恐れがあります。
防火ダンパーの作動を確認する
油や汚れで防火ダンパーが固着し、作動しなかったために、ダクト内に延焼した事例があります。防火ダンパーが適切に作動するのか確認し、延焼防止に努めてください。
厨房における火災予防のリーフレット等
PDFファイルはこちら(JPG/224KB)(リンク先あり)
(ページ1)
(ページ2)
PDFファイルはこちら(PDF/3MB)(リンク先あり)
厨房における火災予防動画(総務省消防庁)
動画ページはこちら(リンク先あり)
令和3年4月11日に愛知県名古屋市で発生した飲食店の火災では、負傷者12名の被害が発生しています
令和3年5月13日現在、この火災について関係当局により火災原因の究明が行われているところです。
飲食店では、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策で設置されている飛沫防止用シートや消毒用アルコールにコンロなどの火気が、燃え移り急激に延焼する可能性が考えられます。
次の点にご注意ください
飛沫防止用シート
- 火気や熱を発するコンロや白熱灯のような照明器具からは、離して設置しましょう。
- 正常な動作の妨げとなるため、火災感知器やスプリンクラーの近くには設置しないようにしましょう。
- 誘導灯を隠すなど避難の支障にならないように設置しましょう。
- 可燃物の量を減らして、火災リスクを減らすために飛沫防止用シートは、必要な分を設置しましょう。
- 燃えにくい素材である難燃・不燃性のものや防炎品を使用しましょう。
- 同じ素材なら板状のものを選びましょう。
消毒用アルコール
- 手指や机などの消毒後は、必ず乾かしてから火気の取り扱いをしましょう。
- コンロなどの火気の近くで使用しないようにしましょう。
- 直射日光が当たる場所や高温となる場所に置かないようにしましょう。
- 通気性のある場所や、換気されている場所で使用しましょう。
- 容器は、落下させたり衝撃を与えないようにしましょう。
- 容器には、「消毒用アルコール」、「火気厳禁」と記入しましょう。
消毒用アルコールなどが手放せない日々がまだまだ続きますが、正しく安全にしようして、感染予防に努めましょう。
令和2年7月30日に福島県郡山市で発生した飲食店の爆発事故では、死者1人、負傷者19人(重症者2人、軽症者17人)の被害が発生しています。
令和2年8月5日現在、この火災について関係当局により爆発火災の原因究明が行われているところです。
現時点で出火原因などは特定されていませんが、屋内のガス配管の腐食箇所から液化石油ガス(LPガス)が漏えいし、何らかの火源により引火、爆発した可能性が考えられます。
次の点にご注意ください
ガス機器の適切な維持管理について
- ガス機器の定期的な清掃やメンテナンスを行ってください。
- ガス機器に異常を感じた場合やガス配管等に破損や著しい腐食などがある場合は、直ちに使用を中止し、緊急連絡先やメーカーに連絡し、修理等を依頼してください。
- 休業などでガスを長期間使用しない場合や事業を再開する場合には、液化石油販売事業者に連絡してください。
消防法令等の遵守について
飲食店等において、防火管理者の選任状況、消防用設備等の設置状況や点検状況などについて消防法令違反がある場合は、速やかに是正してください。
ガス事故防止のためのリーフレットや留意事項【外部サイト】
総務省消防庁ホームページに掲載されているリーフレット
(ページ1)(ページ2)
リーフレット
経済産業省ホームページに掲載されている各種リーフレット