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折り込み紙3
令和3年11月1日発行
健康づくり課 電話番号229-3310 ファクス229-3346
新型コロナウイルス感染症対策により、外出して飲む機会が少なくなっている一方、自宅でいつもより早い時間から飲み始めたり、濃いお酒を好んで飲むようになったりしていませんか。
お酒はストレスや緊張を和らげる効果もありますが、適量を超えた飲酒は、体にさまざまな影響を及ぼします。お酒を飲む人は、健康を守るためのお酒との付き合い方を知っておきましょう。
厚生労働省 イーヘルスネット、飲酒のガイドラインより一部抜粋
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動 健康日本21によると、節度ある適度な飲酒として、1日の飲酒量は純アルコールにして男性は約20グラム程度、女性や高齢者はその半分程度とされています。
適量はいずれか1種類です。
飲酒習慣のない人に対して、この量の飲酒を推奨するものではありません。
アルコール依存症の場合、適切な支援を受けての完全な断酒が必要です。
少量の飲酒ですぐに顔が赤くなる人は、アルコール分解の働きが弱い体質です。急性アルコール中毒やさまざまな臓器障害を起こしやすいため、注意が必要です。
空腹時に飲んだり一気に飲んだりすると、アルコールの血中濃度が急に高くなり、急性アルコール中毒を起こす危険性があります。濃いお酒は薄めて飲みましょう。
飲む頻度が少なくても一度に大量に飲むと、体を痛めたり依存を進行させたりします。
アルコールは薬の効果を強めたり、弱めたりします。また精神安定剤と一緒に飲むと、互いの依存を強めることが知られています。
飲酒後に入浴や運動をすると、不整脈や血圧の変動を起こすことがあり危険です。
寝酒をすると眠りが浅くなり、睡眠の質の低下や睡眠障害を招きます。
定期的に検査を受け、体に負担がかかっていないかチェックしましょう。
週に2日は肝臓をアルコールから解放し、休ませましょう。
成長期にお酒を飲むと、脳や内臓、骨などの発達に影響を及ぼします。特に脳への影響は大きく、注意力や記憶力の低下、意欲低下を引き起こします。
また、過度の飲酒により、急性アルコール中毒になる危険が大人より高く、若い世代から飲み続けることでアルコール依存症にもなりやすくなります。
未成年(20歳未満)の飲酒は未成年者飲酒禁止法で禁止されています。
周囲の大人が責任を持って未成年の飲酒を防ぎましょう。
妊娠中にお酒を飲むと、胎盤を通じておなかの赤ちゃんもお酒を飲んだことになり、場合によっては胎児性アルコール症候群(FAS)を引き起こします。FASには、知能障害、発達障害などの症状が見られます。
授乳期間中の飲酒も母乳を通して赤ちゃんにお酒を飲ませていることと同じです。
妊娠中や授乳期間中の安全な飲酒はありません。
大切な将来のために、絶対にお酒を飲まないようにしましょう。
長期間にわたって、多量飲酒(純アルコール60グラム以上)を続けていると、脂肪肝、アルコール性肝炎など、肝臓の障害が起こります。また、内臓にさまざまな悪影響を及ぼし、糖尿病や膵炎などの膵臓の障害のほか、胃炎などの消化管の障害や、心臓の病気、高血圧などの生活習慣病やがん、虫歯や歯周病などの歯科疾患のリスクを高めます。さらに、アルコール依存症とうつ病の合併は頻度が高く、脳萎縮が起こり、認知症のリスクや自殺のリスクも高まります。
アルコール依存症は早期に治療すると治療効果が高くなります。
自分一人や家族だけで問題を抱え込まず、相談機関へ連絡を取りましょう。
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