たばこ、アルコール、歯とお口の健康に関する健康づくりお役立ち情報をお届けします。
▷ たばこ
□ 資料
▷ アルコール
□ 純アルコール量
□ お酒の飲み方
□ アルコール依存症
□ 資料
▷ 歯とお口の健康
□ 歯周病予防
たばこの煙には、約5,300種類の化学物質、その中には200種類以上の有害物質が含まれています。発がん性物質は約70種類にものぼります。
たばこの煙が関与している疾患はたくさんあります。たばこ以外にも様々な原因があげられますが、予防できる因子への対策は大切です。
【喫煙による本人への影響】
受動喫煙とは、室内またはこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸うことです。
たばこの煙は周りにいる人にも様々な影響を与えています。
【受動喫煙による影響】
妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦本人が喫煙しなくても、周りの人の喫煙によって吐き出される煙(呼出煙)や、たばこから立ち上る煙(副流煙)を吸わされてしまう「受動喫煙」は、胎児や子どもの発育などに悪影響を及ぼすことが知られています。
調べてみよう 【なくそう!望まない受動喫煙】(外部リンク)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、細い気管支が炎症を起こし、肺への空気の流れを悪くすることで、呼吸がしにくくなる病気です。
原因の90%以上が喫煙と言われています。その他に、受動喫煙、排気ガスや化学物質などの有害物質の吸入が関係しています。
息切れや咳、痰が主な症状で、ゆっくりと進行し、重症化すると日常生活に支障をきたします。
調べてみよう 【病気について知る COPD(慢性閉塞性肺疾患)】(外部リンク)
たばこに関する資料をまとめました。
お酒は血液を通じて全身を巡ります。飲酒量が多いと全身の様々な臓器の病気につながるため、飲酒量をできるだけ少なくすることが大切です。
飲酒による影響には個人差があり、年齢や性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異なります。また、体調など個人のそのときどきの状態にも左右されます。
単にお酒の量(ml)だけではなく、お酒に含まれる純アルコール量(g)に着目することは重要です。
アルコールのリスクを理解した上で、純アルコール量に着目しながら、自分に合った飲酒量を決めることが大切です。
純アルコール量(g)=お酒の量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコールの比重)
例:ビール500ml(5%)の場合の純アルコール量は「500(ml)×5÷100×0.8=20g」となります。
アルコールウォッチ(外部リンク)は、飲んだお酒の種類と量を選択すると、純アルコール量と分解時間を簡単に把握できます。
健康に配慮したお酒の飲み方
お酒を飲む場合は、自分の飲酒状況を把握し、あらかじめ量を決めておくなど工夫をしましょう。
飲酒前や飲酒中に食事をしたり、水分(水や炭酸水)を飲んだりすることで、血中のアルコール濃度が上がりにくくなり、お酒に酔いにくくなるという効果もあります。
また、1週間のうちお酒を飲まない日を設けることも大切です。
⚠ お酒を飲む習慣がない人に対して、飲酒を推奨するものではありません。
避けたいお酒の飲み方
短時間に大量の飲酒をすると、様々な病気の発症や急性アルコール中毒等を引き起こす可能性があります。
また、不安や不眠を解消するための飲酒は避けましょう。不安解消のための飲酒はを続けることによって依存症になる可能性を高めたり、飲酒により眠りが浅くなり、睡眠リズムを乱す等の支障をきたすことがあります。
さらに、病気等の療養中や投薬後の飲酒は、免疫力が低下したり、薬の効果が弱まったり、副作用が生じることがあるため、飲酒については主治医に相談しましょう。
⚠ 妊娠中・授乳期中の飲酒は避けましょう。
妊娠中の飲酒は、胎児に対し、低体重や胎児性アルコール症候群等をもたらす可能性があります。また、授乳期中に飲酒するとアルコールが母乳に移行し、飲酒直後に授乳すると、赤ちゃんはアルコールを含んだ母乳を飲むことになります。妊娠中・授乳期中の飲酒は避けましょう。
アルコール依存症とは、大量のお酒を長期にわたって飲み続けることが主な原因で発症する精神疾患の一つです。お酒をやめたくてもやめることができない、飲む量をコントロールできない等の症状により、仕事や家庭など生活面にも支障が出てくることがあります。
アルコール依存症の治療は、適切な支援のもとに完全断酒が必要です。
【アルコール依存症治療拠点病院・専門医療機関(三重県)】(外部リンク)
アルコールに関する資料をまとめました。
お酒を飲むときに気をつけたいこと等をまとめました。
お口は体の中に通じる最初の入り口です。歯やお口の状態が悪いと、十分に栄養をとることができず、体力・免疫力の低下につながります。生涯を通じて自分の歯でしっかり噛んで食べられるよう、むし歯や歯周病を予防し歯とお口の健康づくりをはじめましょう。
調べてみよう【年齢別 歯と口の健康情報(三重県歯科医師会)】(外部リンク)
妊娠中は、つわりや女性ホルモンの影響により、口腔環境が悪化すると、妊娠性歯肉炎になるリスクが高くなります。普段以上にお口のケアを意識することが大切です。
妊娠性歯肉炎になると、細菌が口の中から血中へ侵入し、胎盤を通って胎児へ悪影響を与え、早産や低体重児出産のリスクが高まります。
妊娠性歯肉炎は、正しい歯磨きで改善しますが、放っておくと骨が破壊され歯周病になります。
予防や早期発見のためにも妊婦歯科健診は、なるべく初期の段階の体調のよいときに受け、出産前の安定した時期にできるだけ治療を済ませましょう。
生後6か月頃になると、一般的に下の前歯が生えてきます。前歯が生え始めたら仕上げ磨きを始めましょう。何でも柔軟に受け入れられる早い時期から歯磨きの習慣をつけることが大切です。
はじめは機嫌のよい時間帯に、慣れてきたら徐々に時間と回数を増やしていきましょう。
歯周病とは、歯茎や歯を支える周りの組織に起こる病気で、歯茎の腫れや出血、膿が出る等の症状がみられます。放っておくと歯がぐらつき、最後には抜け落ちてしまいます。
歯周病は自覚症状が少ないため治療が遅れ、結果的に歯を失ってしまうことがあります。
また、歯周病菌が毛細血管を通じて全身に運ばれると、糖尿病の悪化、心臓病、脳卒中などの危険性が高まると言われています。
毎日の丁寧な歯磨きで歯周病を予防し、歯と体の健康を守りましょう。
津市では、津市に住民票がある30・40・50・60・70歳の人を対象に歯周病検診の受診券を送付しています。
スマート・ライフ・プロジェクトは、厚生労働省が行っている、国民の皆さんの健康づくりをサポートするプロジェクトです。役立つ健康情報を発信しています。
調べてみよう 【スマート・ライフ・プロジェクト】(外部リンク)