「広報津」第439号(音声読み上げ)まちの情報ひろば、歴史散歩 第213回 奥山だいごんげんの碑、津市(このまち)で輝く

登録日:2024年5月16日

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まちの情報ひろば

悲しい数字 3月分

累計は2024年の数です。

  • 火災件数 8件 累計32件
  • 火災件数のうち住宅火災件数 2件 累計10件
  • 救急出動数 1,422件 累計4,521件
  • 交通事故数 798件 累計2,183件
  • 交通事故死亡者数 0人 累計1人
  • 交通事故負傷者数 56人 累計184人

市民の動き

4月1日現在

  • 世帯数 128,759世帯 前月比19世帯減
  • 人口 269,669人 前月比789人減
  • 男性 131,256人
  • 女性 138,413人

募集

河川愛護モニター

7月1日月曜日から1年間、日常生活の範囲内で、河川のごみの不法投棄、水質異常などを河川管理者に報告する河川愛護モニターを募集します。

対象

20歳以上

定員

雲出川右岸1人、波瀬川両岸1人

申し込み

5月24日金曜日までに必着で応募用紙を郵送またはファクス、Eメールで三重河川国道事務所河川占用調整課へ。郵便番号514-8502 広明町297、ファクス229-2231、Eメールcbr-irmika5@mlit.go.jp

応募用紙は同課へ請求、または同事務所ホームページからダウンロード。電話番号229-2218

サッカーチーム ヴィアティン三重試合観戦無料ご招待

地元のチームを応援しましょう。グルメやイベントも楽しめます。

とき

6月9日日曜日13時から

ところ

四日市市中央陸上競技場

対象

市内に在住・在勤・在学の人

定員

先着500人

申し込み

5月23日木曜日12時から。申し込み方法など詳しくは同チーム公式ホームページをご覧ください。

問い合わせ

同チーム事務局 電話番号0594-87-6009

無料相談

男女共同参画のための法律相談(面談・電話)

とき

6月13日木曜日10時から12時まで、13時から15時まで

ところ

市 本庁舎3階相談室

対象

市内に在住の人(新規優先)

定員

抽選8人(1人30分以内)

内容

離婚、親権、妊娠やあらゆる場面での性差別に関すること

申し込み

6月5日水曜日16時までに男女共同参画室へ。電話番号229-3103

6月1日は人権擁護委員の日。人権擁護委員による人権相談(無料・秘密厳守)

内容

いじめ、虐待、プライバシー侵害、近隣関係など

常設人権相談所
とき

毎週月曜日から金曜日まで8時30分から17時15分まで(祝日・休日、年末年始を除く)

ところ

津地方法務局人権擁護課(丸之内)

電話相談
  • 電話番号0570-003-110
  • 子ども相談 フリーダイヤル0120-007-110
  • 女性相談 電話番号0570-070-810
問い合わせ

同課 電話番号228-4193

特設人権相談所
6月のスケジュール
  • 3日月曜日9時30分から11時30分まで 久居総合福祉会館南館2階談話室1、市 一志庁舎2階第1会議室
  • 3日月曜日10時から16時まで 市 本庁舎3階相談室5
  • 3日月曜日13時30分から15時まで サンデルタ香良洲和室
  • 5日水曜日9時30分から11時30分まで 市 美里庁舎2階第4会議室
  • 6日木曜日9時30分から11時30分まで 白山市民会館1階教養娯楽室
  • 6日木曜日13時30分から15時30分まで 市 安濃庁舎2階会議室1
  • 6日木曜日13時30分から15時まで 市 美杉庁舎相談室(美杉人権センター内)
  • 12日水曜日9時30分から11時30分まで 芸濃福祉センター1階相談室
  • 13日木曜日9時30分から11時30分まで 河芸ほほえみセンター2階福祉団体活動支援室
  • 20日木曜日13時から16時まで(受け付けは15時まで) 市 本庁舎3階相談室5
問い合わせ

津人権擁護委員協議会津地区委員会 電話番号228-4193

スポーツ通信

対象

市内に在住・在勤・在学の人

申し込み

セーリング、合気道の場合

各競技団体へ申し込み。

サッカー(アンダーエイトの部)の場合

申込用紙を津市スポーツ協会(メッセウイング・みえ1階)へ。申込用紙は同協会ホームページからもダウンロードできます。詳しくはお問い合わせいただくか、同協会ホームページをご覧ください。

問い合わせ

同協会 電話番号273-5522

津市民スポーツ大会

セーリング
とき

6月9日日曜日

ところ

伊勢湾海洋スポーツセンター沖(津興)

対象

小学生以上

定員(先着)

上限なし

申込期間

5月25日土曜日から6月8日土曜日まで

合気道
とき

6月16日日曜日

ところ

三重武道館柔剣道場

対象

津市合気道連盟に所属する道場で稽古している小学生以上

定員(先着)

50人

申込期間

5月22日水曜日から6月10日月曜日まで

津市民スポーツ教室

合気道
とき

6月16日日曜日10時から11時30分まで

ところ

三重武道館柔剣道場

対象

小学4年生以上

定員(先着)

50人

申込期間

5月22日水曜日から6月10日月曜日まで

サッカー(アンダーエイトの部)
とき

7月14日日曜日10時から12時まで

ところ

海浜公園内陸上競技場

対象

5歳から小学2年生まで

定員(先着)

100人

申込期間

6月3日月曜日から21日金曜日まで

歴史散歩 第213回 奥山だいごんげんの碑

はせ街道の宿場として知られる白山町かいと地区。国道165号から かいとの集落に入ると、かいと公民館を過ぎたところにある大きな木の下に、山の神などの石造物が集められています。

この石造物の中に「奥山だいごんげん」と大きく書かれた石碑があります。裏面には「明治廿八年八月」と書かれており、明治28(1895)年に建てられたことが分かります。

この「奥山だいごんげん」の石碑とは別に かいと地区にはもう一つ「奥山だいごんげん」の文字が刻まれた道標の石碑があります。かいと公民館から北に1.5キロメートル進むと、布引の滝との分岐の案内板があります。そこから西に350メートルほど歩くと、道の右側に石碑が現れます。この石碑には「右 奥山だいごんげん」と書かれ、その横には小さく「是ヨリ五十二丁」とあります。右側面には「明治十四年辛巳三月吉祥日建之」、左側面には「伊勢国津伊予町 綿久」とあります。

「丁」は日本の伝統的な距離の単位で、1丁は現在の約109メートルに相当します。52丁は、現在の5キロメートル以上の距離となり、この石碑の文字は、「ここから右に進んだところに奥山だいごんげんがある」ということを示しています。

現在は道の痕跡はありませんが、この石碑から右に進んだルートを地図でたどると、青山高原の三角点に至り、さらに伊賀市側に山を下ると、奥山あたご神社があります。この神社は、標高640メートルの高所にあり、古くから奧山権現として信仰されてきました。慶長13(1608)年、藤堂高虎が伊勢・伊賀に入府した際、家臣の山内氏が信仰していたあたご神を現在の場所に祭ったのが始まりとされています。明治時代になると、戦地に赴く際の戦勝祈願に多くの人々が訪れるようになり、今もなお「無事帰る」の願いを込めたカエルの置物が拝殿にたくさん置かれています。

現在は伊賀市側から自動車で神社へ訪れることができますが、明治時代には多くの人々が かいとから歩いて山を越え、神社に参詣していたようです。かいと地区の石碑は、このような信仰を背景に作られたものと考えられます。

奥山だいごんげんの碑は、使われなくなった参詣道の存在や、富国強兵を目指した明治時代の面影を今に伝えています。

津市(このまち)で輝く

ボリューム89 伝統芸能とともに郷土愛も伝えていく
津高虎太鼓 事務局長 いくた たかあき 46歳

プロフィール

津市出身。大太鼓一人打ちの全国大会8つのうち3つで日本一。2023年、津市文化奨励賞を受賞。空手指導者の妻と高校2年生の長女、中学3年生の長男の4人家族。長男は津高虎太鼓に入会しており、週末はともに和太鼓で汗を流す。

いくたさんのコメント
  • 会員募集中!和太鼓の寄付も大歓迎!
  • 趣味は料理を作ること

次世代につなぎたい 特別な楽器に携わる誇り

津高虎太鼓の会員だった、行きつけの理髪店の店主に薦められ、小学2年生の頃、会の門をたたいた。最初は習い事の一つに過ぎなかった。だが稽古を続けるうちに、和太鼓の魅力に気付いた。地域の祭りなどの伝統行事に組み込まれているこの楽器は、何か特別なものではないか。そう感じ始めた中学2年生の時、「和太鼓を一生続けていこう」と決めた。

和太鼓は、万物への感謝や豊作などへの祈りを表現するため、古くから日本の暮らしに根付いてきた楽器。一般的に「聞く」と言わず、「見る」と言うのは、和太鼓が聴覚だけでなく、視覚にも訴えかけることを示している。その点で、他の楽器とは一線を画している、と生田さんは語る。

昨年50周年を迎えた津高虎太鼓の会員数は140人を超え、和太鼓が行き渡らないほどだ。クラスを細分化したり、津まつりの際は県外の和楽器店から借りたりしながら運営している。(いくたさんのコメント)「本来は、みんなにお腹いっぱい和太鼓を打ってもらいたい。演奏を通じて、打楽器音楽の素晴らしさだけでなく、礼儀作法や感謝の気持ち、誰かの幸せを祈る心も学んでもらえたら嬉しいですね」(コメントおわり)。その言葉には、日本の伝統芸能を継承する者としての誇りと郷土への愛があふれていた。


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