「広報津」第444号(音声読み上げ)表紙、「その他プラスチック」の再商品化を開始!

登録日:2024年8月1日

このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。


表紙から3ページ目まで

表紙

広報津 令和6年8月1日 第444号

パリ2024オリンピック
パリ2024パラリンピック
津市出身の選手を応援しよう!

戸上隼輔選手(卓球)、岡村真選手・杉野正尭選手(体操競技)、前川楓選手(陸上競技)が出場!詳しくは市ホームページをご覧ください!7月12日時点の内定選手です。

「その他プラスチック」の再商品化を開始!

海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化などへの対応を契機に、国内におけるプラスチックの資源循環を一層促進させるため、令和4年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました。プラスチックの資源循環に向けては、事業者・消費者・国・地方公共団体など全ての参画者が、相互に連携しながら取り組むことが必要とされています。法律の施行に伴い、津市では令和6年度から、家庭から排出された「その他プラスチック」の再商品化(リサイクル)を開始しました。

脱炭素に向けた新たな取り組み
その他プラスチックの再商品化(リサイクル)

家庭から排出された「その他プラスチック」を、三重中央開発株式会社がペレット(粒状のプラスチック)へと再商品化します。ペレットは、製造業者によりプラスチック製のパレット(荷台)や杭などに製品化されます。

脱炭素に向けたこれまでの取り組み
ペットボトルの水平リサイクル

令和4年8月に行った「津市脱炭素宣言」の具体的なアクションとして、協栄J&T環境株式会社・サントリーホールディングス株式会社・サントリー食品インターナショナル株式会社と協定を締結し、昨年度から市内で排出されたペットボトルの水平リサイクルを実施しています。
以下の1から5を繰り返します。

  1. ペットボトル
  2. ベール(圧縮梱包)
  3. フレーク
  4. ペレット
  5. プリフォーム

1年間で584トン(2,400万本相当)のペットボトルを水平リサイクル!

バーチャル工場見学!三重中央開発株式会社のペレット化処理

1、破袋機

プラスチックを細かくする

2、振動ふるい機

プラスチックと異物を分ける

3、光学選別機

ペレットにするためのポリプロピレンとポリエチレンを選別する

4、破砕機

ポリプロピレンとポリエチレンをさらに細かくする

5、比重分離機

ポリプロピレンとポリエチレンに含まれる不純物を分ける

6、高速脱水機

比重分離機で含まれた水分を脱水する

7、サイロ

ペレットの材料となるポリプロピレンとポリエチレンを貯留する

8、押出機

熱を加えてペレットへ成形する

9、選別ローダー

成形したペレットの大きさを選別する

津市のプラスチックごみの処理方法

容器包装プラスチック

年間3,303トン

津市リサイクルセンターで汚れがあるものとないものを手で選別します。

汚れがなくリサイクルが可能なものの場合

容器包装リサイクル協会(容リ協)により再商品化となります。

  • 2,038トン(61.7パーセント)
津市の負担

容リ協への委託料 130万円(1億3,000万円の1パーセント)
99パーセントは製造業者が負担

汚れがありリサイクルが困難なものの場合

焼却処分され、一部サーマルリサイクルとなります。
サーマルリサイクルとは廃棄物を燃やす時に発生する熱を再利用すること

  • 1,265トン(38.3パーセント)

シーオーツー排出量

  • 3,504トン

ペットボトル

年間812トン

津市リサイクルセンターで汚れがあるものとないものを手で選別します。

汚れがなくリサイクルが可能なものの場合

水平リサイクルとなります。

  • 584トン(71.9パーセント)
津市の収入

水平リサイクルによるペットボトル売却収入 6,650万円

汚れがありリサイクルが困難なものの場合

焼却処分され、一部サーマルリサイクルとなります。
サーマルリサイクルとは廃棄物を燃やす時に発生する熱を再利用すること

  • 228トン(28.1パーセント)

シーオーツー排出量

  • 632トン

その他プラスチック

津市は「他プラ」を単独で収集してるよ

令和5年度まで

年間1,418トン

津市リサイクルセンターにて、破砕処理後、焼却処分され、一部サーマルリサイクルとなります。
サーマルリサイクルとは廃棄物を燃やす時に発生する熱を再利用すること

  • 1,418トン(100パーセント)

シーオーツー排出量

  • 3,928トン
令和6年度から

年間1,500トン(予定)

三重中央開発株式会社にて、以下の3つのプラスチックで分類され処理します。

ポリプロピレンとポリエチレン素材のプラスチック

再商品化

  • 815トン(54.3パーセント)
ポリプロピレンとポリエチレン素材以外のプラスチック

固形燃料化

  • 655トン(43.7パーセント)

シーオーツー排出量

  • 1,029トン
固形燃料に適さないプラスチック

焼却

  • 30トン(2.0パーセント)

シーオーツー排出量

  • 83トン
津市の負担
  • 三重中央開発株式会社への委託料など
    8,595万円
    (特別交付税によりほぼ全額補てん)

シーオーツーの排出量が71.7パーセント減少

環境政策課職員のコメント

「容器包装プラスチック」は、スナック菓子のように、袋にペレット化に適さないアルミフィルムが含まれていたり、汚れが気泡となってペレットに現われたりする場合があります。
一方で、「その他プラスチック」はリサイクルを阻害するものが少なく、高品質・高価値のペレットを生成することができます。
これは「その他プラスチック」を単独で収集している、津市の大きな特徴です!

問い合わせ

環境政策課 電話番号229-3258 ファクス229-3354


 

次のページへ

第444号の目次へ

このページに対するアンケートにお答えください

このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?

このページに関するお問い合わせ先

政策財務部 広報課
電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339