ごみ収集運搬中に車両火災が起きる原因は、誤ったごみの分別です。特に危険ごみの分別です。
ごみ収集車は、収集するごみの種類によってかわります。
危険ごみは2トントラックで収集しています。しかし、危険ごみが他のごみの収集日に誤って捨てられると、2トントラックではなく塵芥収集車(パッカー車)で収集しているため、収集したごみを圧縮する際に摩擦が生じたり、危険ごみの中の電気やガスが漏れたりすることがあります。その結果、塵芥収集車内で他のごみに火が燃え移り、車両火災が発生する恐れがあります。
電池や充電式電池は危険ごみとして扱われます。電池や充電式電池が取り出せない製品も、同様に危険ごみとして処分する必要があります。
例:電動工具、コードレス式掃除機、電動アシスト自転車、ロボット掃除機、ラジコン、電話の子機など
例:加熱式タバコ、電気シェーバー、ハンディファン、音楽プレーヤー、ワイヤレスイヤホン、電動歯ブラシなど
誤った分別 | 正しい分別 | |
スプレー缶 |
スプレー缶が可燃ごみや金属ごみに捨てられていた | スプレー缶は危険ごみ |
使い捨てライター |
使い捨てライターが金属ごみに捨てられていた | 使い捨てライターは危険ごみ |
モバイルバッテリー |
モバイルバッテリーが金属ごみに捨てられていた | モバイルバッテリーは危険ごみ |
コードレス掃除機 |
コードレス掃除機が充電式電池と一緒に金属ごみに捨てられていた |
・充電式電池(バッテリー)が取り外せる場合 掃除機は金属ごみ バッテリーは危険ごみ ・充電式電池(バッテリ)が取り外せない場合 掃除機は危険ごみ |
バランススクーター |
バランススクーターが金属ごみに混ざって捨てられていた |
電池部分が取り外せない場合 バランススクーターは危険ごみ |
危険ごみは危険ごみの日以外には捨てないでください
危険ごみとは、ガスを含んでいる製品や電気をためている製品、有害な物質を含んでいる製品であり、火災や爆発、環境汚染につながる可能性があるものです。
例)
乾電池 | 充電式電池 | スプレー缶 | 卓上カセットボンベ |
蛍光管 | 使い捨てライター | 水銀式体温計 |
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電池の取り外しが困難な製品も危険ごみです。
例:加熱式タバコ、電気シェーバー、ハンディファン、音楽プレーヤー、ワイヤレスイヤホン、電動歯ブラシなど
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乾電池・充電式電池、スプレー缶・卓上カセットボンベ、蛍光管、使い捨てライター、水銀式体温計は、それぞれに分別して透明または半透明の袋に入れる |
種類 | 出し方 | |
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スプレー缶や卓上カセットボンベ |
中身はなるべく使い切ってから透明または半透明の袋に入れて捨てる 穴を開けても危険ごみ |
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使い捨てライターや電子ライター |
中身はなるべく使い切ってから透明または半透明の袋に入れて捨てる 容器がプラスチックでも危険ごみ |
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蛍光管 |
購入時の箱等に入れて割れないようにし、透明または半透明の袋に入れて捨てる |
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水銀式体温計 |
購入、透明または半透明の袋に入れての容器に入れて割れないようにして捨てる |
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電池(乾電池)、充電式電池 詳しくはこちら |
なるべく使い切ってから透明または半透明の袋に入れて捨てる 電池が取れない場合やモバイルバッテリーなども危険ごみ 充電式電池は必ず端子部分をビニールテープなどで覆った状態で、透明または半透明の袋に入れる |
・ごみ分別ガイドブック:ごみの分別の基本と出し方などが載っています。索引もあるので、調べることができます。
・ごみ分別アプリ「さんあ~る」:お住まいの地域を設定すると、ごみの収集カレンダーを確認できます。さらに、ごみ出しの日をスマートフォンで通知してくれる機能もあります。また、ごみの分別方法も調べることができます。
・経済産業省(https://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/illust/)
・いらすとや
・canva