~東京事務所長です~
今回は施設の紹介をさせていただきます。
毎年、この時期になると太平洋戦争のことがテレビでよく取り上げられます。8月15日の終戦記念日が近いですし・・・。映画「火垂るの墓」もよくテレビで放送され、悲しくて最後までなかなか見ることができません。
私も子どもの頃、祖父母や近所の人たちから戦争に関する話をよく聞かされました。まぁ、子どもの頃は自分が聞きたくなくても大人たちの方から戦争の話をしてきましたし・・・。それはきっと戦争という過ちを犯してはいけないという大人から子どもへのメッセージであると今でも信じています。
津市香良洲町には三重海軍航空隊(予科練)が存在していました。津市香良洲歴史資料館はその関係者の皆さんにより、昭和55年に「若桜会館」として開館し、その後、平成10年に旧香良洲町に寄贈され、現在に至っています。
三重海軍航空隊(予科練)のほか、市内の戦災被害、戦時下の市民生活に関わる資料等を展示する東海地方でも数少ない「戦争と平和」をテーマとした施設となっています。
建物は3階建てで、1階は「平和への歩み」、2階は「日本の近代化と戦争、津の空襲、戦時下のくらし」、3階は「三重海軍航空隊、遺品室」の構成です。
風化しつつある戦争の惨禍を次の世代に伝え継ぐとともに、より多くのみなさまに命の尊さや平和の大切さを考えていただく場として、三重海軍航空隊や戦時下の市民生活に関わる資料を紹介していますので、もし、機会がございましたら、是非、見学してください。