~東京事務所長です~
先日、とある飲食店で悲劇がおきました。
そのお店は都内某所にある居酒屋さん。飲めない私ですが、そのお店はいろいろなおつまみがありますし、何といっても東京では高い鰻をリーズナブルに食べることができます。(リーズナブルといっても津市よりは高いですよ!)
そのお店で私は東京へ来ていた家族と一緒に食事をしていました。この時は鰻を注文せずに・・・。カウンター席で私たちの隣に座っていた40代くらいのお兄さんが鰻丼を注文。出てきた鰻丼を見て、「美味そうやなぁ。」。でも、この後、別のところへ行かなければならないので、鰻は注文せず。
そのお兄さんがあまりにも美味しそうに、また、幸せそうに鰻丼を食べている姿を見て、心が揺らぎそうになりましたが・・・。
そして、事件が起きました。そのお兄さん、半分くらい食べたところで手を滑らせて、丼がカウンターの上に転げ落ち、ご飯の上に乗っていた鰻が床に飛び出してしまいました。(涙)
その時のお兄さんの表情は硬直していました。恐らく楽しみにしていたのでしょう。私、津市に住んでいたころは月1回くらい鰻を食べていましたが、東京ではそれほど食べていません。2か月に1回くらいかなぁ。(笑)あまりにもお兄さんの表情が寂しそうで、かわいそうな・・・。するとお兄さん、その後、ご飯には一切手を付けずそのままお勘定。
掃除をしたお店の店員さんと別のお客さんも、「あの人、かわいそう・・・。」みんな心配していたのですね。
そのお兄さんに言いたかったです。「津市の鰻、美味しいですから是非食べに来てください。」って。でも、声はかけられませんでした。あまりにも寂しげでしたので・・・。
注:この写真はその事件が起こったお店の鰻丼です。私が別の日に食べた際、撮影しました。