~東京事務所長です~
津市の夏に行われる祭事をご紹介します。
津市白塚町の八雲神社の夏祭りに行われる「やぶねり」です。
「やぶねり」は、江戸時代から伝わり、2008年に市の無形民俗文化財に指定されています。
毎年7月11日に行われ、この日の町内は熱気に満ち溢れます。
漁師町として栄えた白塚町、豊漁や海上安全、悪病退散などを願うエネルギッシュな祭事です。
男衆が神社でお祓いを受けたあと、「伊勢音頭」を唄い士気を高めて町中へ繰り出します。
祭神のスサノオノミコトが 退治した八岐大蛇(やまたのおろち)を模した葉のついた青竹を束ねて作った18mもある「やぶ」を担いで町内を練り歩きます。
「エーヤナッチャ」の掛け声とともに、水がかけられる中、暴れるように練ります。
練りが激しいほど、疫病退散ができるということで、大迫力の練りが見られます。
町中を練り歩いたあとは、海に入り「やぶ」を親神社である津島神社の方へ流します。
勇壮で迫力のある「やぶねり」を是非ご覧ください。